注ぎ口からだと必要以上に水を使ってしまう
災害で断水になってしまったときに、不便に感じることのひとつが「手洗い」です。
ポリタンクなどからペットボトルに水を移して洗うこともあると思いますが、注ぎ口から勢いよく出てきてしまうので、もったいないですよね。
そんなときに知っておくと便利なのが、警視庁警備部災害対策課X(旧Twitter)で紹介されていた「ペットボトルで作る簡単蛇口」です。災害時やキャンプの際に、ぜひ試してみてください。
ペットボトルで蛇口をつくる方法
用意するのは、空のペットボトル(キャップも必要です)、ピンやキリなどの穴を開ける道具の2つです。
1.ペットボトルの下の方に直径2~3ミリほどの穴を開けます。
2.穴を指で押さえながら、ペットボトルに水を入れます。
3.穴を指で押さえながら、キャップでふたをします。
4.ペットボトルを台などの上に置き、穴をふさいでいた指を離します。このとき、指を離しても水は漏れません。準備はこれで完了です。
キャップを緩めると、穴から適量の水が出てきます。水を節約できるうえに、誰かの手を借りなくても両手を洗えるのも、うれしいポイント。
キャップを閉めると、水が止まる仕組みになっています。少しずつ流れ続けていることもありますが、しっかりと閉めると止まりました。
使用しないときは、穴を上に向けてペットボトルを横にすると完全に水漏れを防ぐことができますよ。
空いたペットボトルはすぐに捨ててしまうのではなく、キレイに洗っていくつか取っておくとよいかもしれません。併せて、穴を開けられる道具も非常グッズとして準備しておくとよいと思います。
いざというときに慌てないで済むように、ぜひ覚えておいてくださいね。