教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
簡単な下処理でレパートリーが広がる
今回は、ほんのひと手間でかぼちゃをおいしくしあげる調理方法をご紹介します。かぼちゃというと、煮物を作って煮崩れしてしまったり、水っぽくなってしまったりという人も多いのでは? とっても簡単な下調理だけで、そのあとのかぼちゃのレパートリーが広がります。
ツナ缶
かぼちゃに、たんぱく質食品の卵やツナ缶をプラスすることで、免疫力アップのレシピになります。ツナのオイルを加えることで、うま味がアップし、脂溶性の吸収を高めるのにも効果的です。
フライパン蒸しかぼちゃのアレンジレシピ「ポテサラ風」
かぼちゃに下処理を加えておくと、保存に便利です。下処理をしたあとに、いろいろな料理に展開しやすくなります。かぼちゃは、蒸すのが一番おいしくなります。
材料
- 蒸しかぼちゃ……300g
- ゆで卵……2個
- きゅうり……1本
- ツナオイル漬け……1缶
- マヨネーズ……大さじ2
- 塩こしょう……適宜
作り方
1.かぼちゃの種とわたをスプーンで取ります。茎の根元や固い部分を取り除き、適当な大きさに包丁で切り分けます。
2.フライパンに、皮目を下にして、1のかぼちゃを並べます。水100cc(分量外)を加えて、ふたをしてじっくりを火を通していきます。火加減は中火にして、フライパンの中で蒸気が上がってきたら弱火にします。
水がなくなったら、足してください。火が通るのは、15分~20分を目安です。途中、竹串を刺して柔らかさを確認してください。
ポイント
電子レンジで加熱してもいいのですが、かぼちゃの量が多くなってくるとフライパンの方がラクです。簡単で均等に柔らかくなるのでおすすめです。
3.かぼちゃを蒸している間に、ゆで卵を準備します。冷たい卵を水から火にかけて、沸騰して7分程度ゆでます。
4.かぼちゃが熱いうちにボウルに入れ、フォークなどの背でつぶします。
ポイント
かぼちゃを時間をかけて蒸してあげると、皮ごと食べても柔らかくおいしいです。つぶし加減は好みで調節してください。
5.きゅうりを半月切りにします。薄い輪切りにしてもOKです。軽く塩(分量外)を振ってなじませて、下味をつけます。ゆで卵は大きめに包丁で刻みます。
6.4のボウルにゆで卵、きゅうり、ツナ缶(汁ごと)を入れます。マヨネーズやこしょうを加えます。混ぜて、塩を加えて味を調えたら、できあがりです。
いかがでしたか? 蒸して余ったかぼちゃは、保存袋に入れて冷蔵庫で保存しておくと、刻んでサラダのトッピングやスープの具材など、いろいろ活用できます。ぜひフライパン蒸しにして、いろいろと活用してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。