教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
かぼちゃはチーズや豆乳と合わせてもおいしい
かぼちゃの味噌汁を作る方も多いかもしれませんが、そこにチーズや豆乳を入れたみそ汁もとってもおいしく、簡単なのでおすすめです。今回は、以下のような骨の健康に役立つ栄養素が含まれる食品を集めました。
- かぼちゃ:ビタミンCも含まれるので、カルシウムの吸収も助けてくれます。
- 豆乳:大豆製品で、カルシウムやたんぱく質の供給分になります。
- チーズ:カルシウムをとるには、非常に効率的です。発酵食品なので乳酸菌もとれて、吸収もいいのでおすすめです。
- みそ:発酵食品は、ビタミンKの供給源です。
- だしパック:中身をそのまま使うと、魚に含まれるミネラルやカルシウムも合わせてとれます。
だしパックの中身が粗めのモノでは、ジャリジャリとした食感になります。微細のモノなら、中身ごと使いましょう。
骨の健康には、マグネシウム、葉酸、ビタミンB12なども有効です。これらが含まれる葉物野菜(ほうれん草やチンゲン菜など)にもカルシウムが豊富なので、加えてあげるのもいいのではないでしょうか。カルシウムが多い、ひじきやスキムミルクの活用もおすすめです。
「かぼちゃの豆乳チーズみそ汁」の作り方
今回の材料の分量は、ザックリでOKです。普段のみそ汁を作るように、ラフに作っていきましょう。
材料
- かぼちゃ……みそ汁を作る量によって加減してください
- 豆乳……好みの量
- チーズ
- みそ
- だしパック
作り方
1.かぼちゃの種を取り、ひと口大に切ります。
※かぼちゃは皮に栄養がたっぷり含まれますので、ゴツゴツした硬い部分だけを取り除いて、皮ごと使っていきます。
2.鍋にかぼちゃを入れます。かぼちゃがかぶる程度の水(分量外)とだしパックを加えて、火にかけていきます。
※今回は豆乳が入りますので、水の量は少なめの方がおすすめです。
3.かぼちゃが煮えてきたら、火をつけたまま、豆乳を加えます。みそを溶かし入れ、チーズを入れます。チーズは具材というよりも、溶けてOKです。
※水を少なくして豆乳を多くすれば、濃厚なしあがりになります。栄養的にも豆乳が多めの方がおすすめです。
4.全体が温まったら、火を止めます。器に盛りつけて、できあがりです。
豆乳を入れることで濃厚さが出て、高級スープのようです。チーズは控えめで、いい隠し味になっています。
いかがでしたか? 今回は、「かぼちゃの豆乳チーズみそ汁」をご紹介しました。日々の生活の中でも、骨の健康を意識してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。