かえって掃除効率が悪くなる。「アルカリ電解水で落ちにくい3つの汚れ」とは【知って得する掃除術】

家のこと

2024.02.22

掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。アルカリ電解水は、水100%でつくられた高い洗浄力を持つ万能クリーナー。しかし中には、不得意の汚れもあります。ここでは、掃除効率が悪い「アルカリ電解水で落ちにくい汚れ」についてご紹介します。

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水アカ

水アカ出典:stock.adobe.com

水回りの代表的な汚れとも言える「水アカ」は、アルカリ電解水が苦手とする汚れです。
特に、長い間掃除をさぼって頑固な水アカは完全にNG。アルカリ電解水では歯が立ちません。
アルカリ電解水は皮脂や湯アカなど酸性の汚れに効果的ですので、掃除箇所や汚れの種類に合わせて使い分けましょう。

便器の黄ばみ

黄ばみ出典:stock.adobe.com

便器にできる黄ばみ汚れは、アルカリの性質を持ちます。
汚れは反対の性質を持つ洗剤を使うことで中和され、落としやすくなるもの。同じアルカリ性のクリーナーを使っても、こびりついた黄ばみ汚れはきれいになりません。

尿はね

尿はね出典:stock.adobe.com

トイレはアルカリ汚れの巣窟! 黄ばみだけでなく、尿はね汚れにもアルカリ電解水は不向きです。黄ばみと同じく、アルカリの性質を持つ尿はねにはそれほど効果がありません。
便器にできる黒カビや黒ずみ汚れといった酸性の汚れは、アルカリ電解水の得意分野ですが、尿石や尿はねが混ざっていると落ちにくくなります。
トイレ掃除にはアルカリ電解水よりも、アルカリ汚れを得意とする「クエン酸」がおすすめです。

アルカリ電解水は「酸性の汚れ」に効く!

キッチンに置いたアルカリ電解水

強アルカリの性質を持つアルカリ電解水は、尿はね・尿石・水アカなど同質の汚れを苦手とします。
反対に、油はね・皮脂・手アカ・シャツの黄ばみといった酸性の汚れには効果的! 中和して汚れを浮かせて、すっきりきれいになりますよ。
アルカリ電解水の特徴や得意・不得意な汚れが把握できると、より家中の掃除に役立てられるはずです。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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