「トイレ用洗剤はたくさん使う」はNG!じつはやってはいけない“トイレ洗剤のNGな使い方”

家のこと

2024.02.27

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。トイレの清潔を保つのに欠かせないトイレ用洗剤ですが、じつはやってはいけない掃除方法もあります。ここでは、うっかりやりがちな「トイレ洗剤のNGな使い方」をご紹介します。

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NG1 長時間つけ置きする

洗剤でつけ置きした便器

便器の内側は陶器でできており、見た目以上にデリケートで劣化しやすい部分です。
そのため、洗剤をかけた後に長い間放置すると、素材が傷む恐れがあります。汚れはきれいに落とせたとしても、便器の持ちが悪くなれば元も子もありません。
洗剤のつけ置き時間は、3分ほどで十分。短時間でも汚れはしっかり溶けだしますので、長時間のつけ置きは不要です。

NG2 量が多すぎる

トイレ洗剤と便器

こすっても落ちない頑固な汚れがあると、つい洗剤を多めにプッシュしたくなりますよね。
でも、洗剤をたくさん使ったからといって汚れがするんと落ちるわけではありません。なかなか落ちない尿石は、まず“浮かすこと”が大切です。
大量に洗剤を使うと、便器の劣化につながる場合もあります。なかなかきれいにならない場合は、数分置いて汚れをやわらかくするのもひとつ。
汚れの種類に合う性質の洗剤を使い、洗浄効果を上げるなど工夫してみましょう。

NG3 ふたを閉めっぱなしにする

ふたが閉めっぱなしの便座

洗剤を使った後にふたを閉めっぱなしにすると、洗剤の成分が気化し、ガスが発生する場合があります。
その影響は、温水洗浄便座や便器の金属部分に……。ふたが閉まったままの状態だと、洗剤の成分が部品の腐食を引き起こし、電子・電気部品が不具合を起こす恐れがあるのです。
最悪の場合、発火する危険もありますので、洗剤を使った後はふたを開けておきましょう。
たとえ数分間のつけ置きでも、ふたは開けておくことが重要です。

洗剤の使い方には気をつけよう

水まわりのイメージが強いトイレですが、温水洗浄便座を始めとする電化製品や金属の部品が多くある場所でもあります。
便器や電気機器に悪影響が出ないよう、洗剤はただしい方法で使用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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