教えてくれたのは……株式会社ドラゴン教育革命代表 坂田聖一郎さん
愛知教育大学教育学部卒業後、東京NSC9期に入学。同期だった現在「しずる」村上純とコンビを結成するも解散。愛知教育大学大学院に入学。大学院生の傍ら、定時制高校で非常勤講師として国語を教える。卒業後、愛知県豊田市の正規教員として小中学校に勤務。2020年7月には「株式会社ドラゴン教育革命」代表取締役に就任。2022年「ままためコーチング塾」をスタート。
「幸福な人」と「不幸な人」の決定的な違い
幸せを感じやすい人と不幸を感じやすい人の決定的な違いは1つだけです。
「何にフォーカスするか。」
これだけなんですよ。
では、具体的にイメージしていただくために、過去、未来、現在という要素に分けて幸せを感じやすい人と不幸を感じやすい人のとらえ方を解説しましょう。
「幸せを感じやすい人」と「不幸を感じやすい人」のとらえ方の違い
「過去」へのとらえ方
まず、過去に対するとらえ方に違いがあります。
「これまでの人生いろいろあったけれど、すべて今につながっているな」ととらえる人は幸せを感じやすいし、「なんで私の人生はこんなんなんだ?」と思っている人は、余計に不幸を感じやすいです。
でも中には「いや、人によっては本当に不幸な経験をした人もいる!」と考える人もいるかもしれません。
いじめを受けた人もいるでしょうし、経済的な事情で進学をあきらめた方もいるでしょう。ですが、これらは大変な出来事ではあっても、幸せか不幸かはとらえ方によって変わるもの。
あなたが苦労した経験や大変な想いをした経験を不幸だととらえても構いませんが、その出来事から学びを得て、これからは幸せでいるために生かすという選択肢もあるのです。
「未来」へのとらえ方
例えば「自分は夢を叶えていけるんだ」と信じる人と、「夢なんて持っていてもしょうがない」と諦めている人、どちらが幸せかは明白ですね。もちろん、前者が幸福度の高いとらえ方です。
未来に対するネガティブなとらえ方は、実は過去の体験が原因です。
本来、未来のことはまだわからないですよね。それなのに未来を諦めたり不安視したりする場合、過去の失敗した経験を無意識に紐づけて、どうせまた失敗すると決めつけているのです。
もしあなたが幸せでありたいのであれば、過去の経験を切り離して、今幸せなのか、また未来を幸せに生きるためにはどうすればよいか、と考えましょう。
「現在」へのとらえ方
最後に現在をどうとらえるかという話をしましょう。これはいたってシンプルです。
今、「自分は幸せである」のか、「不幸であるのか」どちらにフォーカスするか、自分で決めることです。
人は自分が求めている情報だけを集める癖がありますから、幸せにフォーカスすれば、幸せだと感じる出来事に注目し、不幸にフォーカスすれば、不幸だと感じる出来事に注目します。
実は幸せと不幸を決めているのはこれだけなんですよ。幸せであるかどうかは自分で決められるんです。
もっと幸せになりたいと願う人へ
自責でとらえると幸せを感じやすく、他責でとらえると不幸を感じやすいという考え方があります。
自責思考のとらえ方は、主語が自分なので、起こった出来事に対して「私は、どのように変えていけばいいかな?」と前向きです。良い方向に向かうエネルギーがわく考え方なので、幸せになります。
一方他責だと、人や環境など自分では変えられないもののせいにするので、不満がたまるばかりです。被害者の立場をとっているとも言い換えられます。
もし、他責だったと気づいた方は、今日から次の言葉を毎日自分におくってあげてください。
「自分ならできる。」
他人に依存しなくても、どんな環境であっても乗り越えて幸せになれるという自己信頼を高めていけば次第に幸せを感じることが増えていきますよ