あえて専用バッグをつくる理由
参観日や懇談会、行事など、親が学校に行く機会は意外と多いものです。
このとき困るのが、その日の予定によって異なる持ちもの。保護者用ネームや上履きといった基本アイテムに加え、懇談会なら筆記用具やファイルがあったほうがいいですよね。お知らせをなくしたり、必要なものを忘れたり、慌てて準備したりした経験はありませんか?
私も何度も経験があります。そこで、すべてのものを1つのバッグにまとめたらとても合っていました!
行事前後の「入れ替え」を工夫することで、忘れものがなくなり、準備も時短でき、しかも収納そのものとしても活用することができるようになりました。
参観バッグの全体像と中身
それでは、全体像と中身を紹介していきます。
バッグはダイソーで購入した「トートバッグ」です。300円商品。
他のものでもいいのですが、必ず「A4サイズの書類が入る大きさ」のものにしましょう。
次に中に入れるものを紹介します。
下記は保護者用ネームを入れておくケースです。ダイソーのペンケースを使っています。クリップ式の保護者ネームを使われている場合は、ペンケースだと入りませんので、お持ちのものに合うケースをご用意ください。
下記は行事のお知らせプリントやプログラムを入れるケースです。場所を決めるとなくさずに済みます。
折れやすいので中に下敷きや硬質カードケースを入れたほうがいいかもしれません。硬いものを入れると、折れにくくなるほか、兄弟がいるときの「仕切り」としても使えるため、誰のプリントかひと目でわかるようになり便利です。
下記はプリント配布が多い幼稚園の懇談会に持参する筆記用具とファイルです。ほかにも、宿泊行事の説明会だったり、進学するときの説明会などにも使えます。
私はバインダーの中に4色のクリアファイルを入れており、説明を聞きながら「提出」「一時保管」「保管」「捨てる」に仕分けして持ち帰ります。
こちらはデコホームで購入した保護者用の上履きです。布製でかかとがつぶれた「バブーシュ」だとかさばりません。
外靴入れにダイソーのメッシュバッグも用意しています。雨の日はレジ袋に変えます。
そのほかもう一つポーチ(バッグインバッグ)があります。
詳しい使い方は次で紹介します。
使い方のポイント2つ
この「参観日専用バッグ」を作る上で、大事なポイントが2つあります。
1.参観専用のアイテムを用意
たとえば、保護者懇談などで必要になる筆記用具などを指します。家にあるものをその都度持ち出すのをやめて、「参観専用」にすることで忘れなくなります。ノベルティでもらった不要なペンなどを入れてもいいですね。
2.財布やスマホなどは分ける
財布やスマホなど、どうしても専用にできないアイテムもありますよね。
兼用アイテムは「兼用アイテム用のポーチ」をつくれば、帰宅後ポーチごと中身を出せばいいので、入れっぱなしになりません。
これはダイソーの「バッグインバッグ(縦型・A5)」です。
行事前と行事後の流れを紹介
参観バッグの使い方はかんたん! アイテムの「足し算」「引き算」とおぼえましょう。
行事前にやること
まずは、「今日の行事では使わないもの」を”引き算”します。
ここでは、「通常の参観日」を想定します。見学するだけなので、ペンケースやバインダー、行事のお知らせプリントが入ったファイルなどを取り出しました。
次に、「専用品を用意できないもの」をポーチに入れて”足し算”。
ここでは、財布、スマホ、キーケースを加えました。
これでできあがりです。
「今日使わないもの」はカゴや紙袋など何でもいいので、わかりやすい場所にまとめておきましょう。
行事後にやること
さて、行事が終わって帰宅しました。
先ほどと逆のことを行います。まずは、専用にできないアイテムを”引き算”します。
ポーチごと取り出して、中身を出したら、ポーチはバッグへ戻します。
また、出かける前に置いていった「今日不要だったアイテム」もバッグに戻しましょう。
すべてのアイテムを戻し終えたら、入れ口をとじます。
あとは決めた定位置に戻すだけ。
わが家では、同じ考え方で「子どものスポーツ付き添いや公園用バッグ」「通院用バッグ」も作っています。
このように、A4ボックスファイル1つ分ほどの収納スペースがあれば、専用バッグが1つ作れます。たまにしか使わないものはこんなふうにまとめて管理すると、準備の時短になりおすすめです。