40代世帯の「手取り額の平均」を大公開!【他のおうちのお金事情をのぞき見】

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2024.06.28

40代世帯は、平均でどのくらい所得があるのでしょうか。また、近年の物価高にも関わらず、所得は全世帯で減少しているのをご存じでしょうか。今回は、世代別の平均所得を紹介します。また、所得を上げる方法についても考えていきましょう。

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世代別の所得

まずは、世代別に所得の金額をチェックしていきましょう。ここでは、家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要から、2023年の2人以上の世帯のうち勤労者世帯の可処分所得を見ていきます。

なお、可処分所得とは、実際の収入から直接税や社会保険料などの非消費支出を差し引いた金額、聞きなれた言葉では「手取り額」を指します。可処分所得は、みなさんが日々の生活で自由に使えるお金と覚えておきましょう。

可処分所得

40代の1ヶ月の可処分所得は、約53万円。50代に比べると若干低いですが、40歳未満や60歳以上と比べると大幅に高く、全世帯平均の可処分所得を上回っています。40代は、一生の中でも、所得が増え高水準となっている年代と言えるでしょう。

所得は減少傾向

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しかし、近年の所得は、全世帯において、減少傾向が見られます。最近の物価高に賃金上昇が追い付かず、私たちの可処分所得は実質マイナスとなる現象が続いています。

例えば、全世帯の平均可処分所得は494,668円ですが、これは前年に比べ実質4.8%の減少です。世帯主の年齢別に みると、40歳未満の世帯で実質6.3%の減少、40~49歳の世帯で実質4.0%の減少、50~59歳の世帯で実質4.2%の減少、60歳以上の世帯で実質4.1%の減少となっています。

物価が上がっているにもかかわらず、私たちの所得上昇が追い付かず、生活が苦しいと感じている方もいるかもしれません。

所得を増やす方法

現在、私たちの所得は減少傾向が見られますが、いずれ物価高に追い付き、徐々に所得も上昇していくことが期待されています。その他にも、今の所得を大幅に上げることができる方法を考えてみましょう。

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所得を上げる方法

  1. 所得が高い仕事に転職する
  2. 専業主婦(主夫)の妻または夫が働く、パートのシフトを増やす、パートではなく正社員になるなど
  3. 働き方を検討する

現在の所得よりも、大幅な金額アップを狙う場合、ただ受け身で待っていても、大きな変化は生まれません。転職をしたり、雇用形態を変更したり、新たに新しい仕事を副業として始めたりと、根本となる働き方改革を行う必要があります。このような働き方の改革では、コストや労力が必要となるケースもあるでしょう。自分たちに最も合った働き方改革を実践してみましょう。

まとめ

世代別に平均所得をチェックすると、自分たちの所得は多いのか、少ないのか、客観的に分析することができますね。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分たちに合ったお金の増やし方を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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