教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
作ってすぐに食べられる梅レシピ
今回は、砂糖を使わない「梅ジャム」の作り方をご紹介します。梅は出回る時期が限られていますが、夏場に備えて梅酒を漬けたり、梅シロップを作ったりする梅仕事が楽しいひと時でもあったりします。漬けてすぐに食べられない、飲めないことが多いですが、今回は、作ってすぐに次の日から食べられるレシピをご紹介します。
梅
梅は梅ジャムや梅エキスなど加熱した物だけにしか含まれない、血流を改善してくれる有効成分「ムメフラール」ができます。血流改善や肉食や糖質が多いと酸性に傾きやすい体を弱アルカリ化する効果、疲労回復など、さまざまな効果が期待できます。
砂糖は使わない「梅ジャム」の作り方
材料
- 青梅(完熟梅でも代用可)……1kg
- はつみつ……200g
- エリスリトール……200g
- ビーツオリゴ糖……80g
調味料はどのくらい使うかは好みで調節してください。手元にない場合は、はちみつだけでOKです。
作り方
1.梅のヘタを竹串で取り、水でよく洗います。
2.鍋に1の梅を入れ、かぶるくらいの水を入れて、下ゆでします。
※鍋はホーローかステンレスをお使いください。梅の酸で鍋が黒ずんでしまうことがあります。
梅が柔らかくなってくると灰汁が出ますが、ゆでこぼすので取らなくてもOKです。
3.梅が柔らかくなったら流水に入れて、粗熱が取れるまで冷やしていきます。梅の実から種を手で取ります。
※中心が熱い場合があるので、気をつけて作業をしてください。
種を外した実だけの分量に対して糖類をどのくらい入れるかを計算します。
4.鍋に3の梅を入れ、弱火にかけます。梅の重さの5割~6割を目安に糖類を入れて、混ぜ合わせます。好みのとろみまで煮詰めたらできあがりです。冷えると固まってきますので、少しゆるいと感じる程度がおすすめです。
※煮ていると泡が立ってきますが、下ゆでをしているときに梅のえぐみなどは取れているので気にしなくてもOKです。
保存方法
煮沸消毒をした瓶に入れた場合は、開封をしたら1か月以内に冷蔵庫保存で召し上がってください。食品保存用袋に入れ冷凍保存も可能です。長期保存をする場合は瓶に6割~7割ぐらいの高さまで熱湯が来るように鍋に瓶を沈めて、煮沸消毒をするのがおすすめです。
いかがでしたか? 今回の「梅ジャム」は、疲労回復にも最適です。たっぷり作って、夏の健康管理に役立ててください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。
※はちみつを含む食品は1歳未満の乳児には与えないでください。