教えてくれたのは……日本サニパック株式会社さん
日本サニパック株式会社の創業は1970年。業界では数少ない自社工場による一貫した生産体制を構築。インドネシアのバタム島に工場をもち、日本品質の徹底した管理のもと、高品質な製品を安定的に供給している。ポリ袋・ゴミ袋の開発メーカーとして、用途や利用シーンから最適な商品を選べるよう、常に消費者の視点に立ったものづくりを行っている。
ポリ袋内の空気をじょうずに抜く方法
「湯せん調理」をする際は、ポリ袋内の空気を可能な限り抜いて、沸騰したお湯のなかに食材が浸かった状態にする必要があります。
今回は、「日本サニパック株式会社」さんに、ポリ袋から空気をじょうずに抜くコツを教えていただきます。
こちらのイラストを参考に、実際に試してみたいと思います。
※湯せんに使うポリ袋は必ず耐熱性のものを使用し、湯せんの前に袋の破れなどがないかご確認ください。
※ポリ袋が溶けるのを防止するために、必ず耐熱皿を鍋底に沈めましょう。
やり方
1.まず、食材を入れたポリ袋が入る大きさのボウルを準備し、水を張ります。
2.食材の入ったポリ袋を、水の中にゆっくり沈めていきます。
このとき、ポリ袋の口は結ばずに軽く絞る程度にゆるく持ちます。
こうすることで、ポリ袋内の空気が、ボウルの水位に合わせて上がっていくんだそう。
3.水の中に沈めるときにポリ袋ごしに軽く食材に触れ、食材の隙間にある空気も逃がすようにすると、より効果的なんだそう。
4.食材が入っている部分まで水に沈めて空気を逃したら、食材が入っている部分のつけ根からくるくると回すようにポリ袋をねじり、たまった空気を外に出します。
5.最後に、ポリ袋の口を結んだら完成です!
この方法で空気を抜いたポリ袋で「湯せん調理」を行いました。
お湯のなかに留まって、途中で浮いてきてしまうことはありませんでした。
食材の間の空気もしっかり抜ける!
水を使うこの方法で空気抜きを行うと、食材の間に入り込んだ空気まで抜くことができました。
湯せん調理中にポリ袋が浮いてきてしまうのは、最初からポリ袋内に残っていた空気以外にも、調理中に食材のなかに含まれる空気がでてくることも原因なのだそう。
準備段階でできるだけ空気をしっかり抜ききっておくことが重要なんですね。
ポリ袋による湯せん調理を行う際には、ぜひお試しくださいね。