中性・酸性・アルカリ性どれが正解?「トイレ」の汚れを効率よく落とす“ただしい洗剤の使い方”

家のこと

2024.07.02

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日使うトイレは、家の中でも汚れやすい場所のひとつ。しかし、掃除をするにも洗剤の種類が多すぎて、どれを使えばいいのか迷いやすいです。そこで今回は、中性・酸性・アルカリ性洗剤それぞれのただしい使い方についてご紹介します。

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トイレの汚れには種類がある

トイレ出典:stock.adobe.com

トイレ用洗剤には「中性」「酸性」「アルカリ性」の洗剤があるように、汚れにも種類があります。

・黄ばみ、尿石、水アカ……アルカリ性
・カビ、黒ずみ、手アカ……酸性

掃除するときは、反対の性質の洗剤を使って中和させると落ちやすいです。つまり、アルカリ性の汚れには酸性のクリーナーを、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使うと効率よくお手入れできます。

トイレ洗剤のただしい使い方

中性洗剤

中性洗剤

中性洗剤は、汚れを分散させて落とす力があり、手肌や素材にもやさしいクリーナーです。
そのため、毎日のお手入れにはもってこい。軽度な汚れならするっと落ちるので、日頃のトイレ掃除は中性洗剤で十分です。

酸性洗剤

酸性洗剤

酸性洗剤は、黄ばみ・尿石・水アカなどアルカリ性の汚れに効果的です。
ただし、サンポールのような酸性洗剤は洗浄力が強く、素材を傷める恐れがあります。つけおき時間も長くなりすぎないよう注意してください。
また、クエン酸は原液ではなく、水で薄めてクエン酸水にすると安心です。

アルカリ洗剤

アルカリ洗剤

アルカリ性洗剤は、レバーやドアに付着する手アカ汚れを落とすのに向いています。アルカリ電解水や重曹水を使い、さっと拭き掃除しましょう。

便器内の黒ずみやカビ汚れは、泡タイプのアルカリ洗剤を使うと、こすらずラクにお手入れできるので便利です。

頑固な汚れには「塩素系漂白剤」

トイレ出典:stock.adobe.com

汚れが頑固になると、反対の性質を持つ洗剤を使っても落ちないことがあります。そんなときは、トイレ用の「塩素系漂白剤」の出番です。
トイレ掃除専用のハイターを使えば、落ちにくい黒ずみ・黄ばみもすっきりお手入れしながら除菌も叶います。

ただし、塩素系漂白剤は酸性洗剤と混ざると有毒なガスが発生するため危険です。事故を避けるためにも、トイレ用洗剤は単独で使用し、併用は避けましょう。

トイレ洗剤を賢く使い分けよう

汚れの種類を知り、性質に合う洗剤を使うことが大切です。性質に合うクリーナーを使えば、汚れが簡単に落ちて掃除がラクになります。
トイレ洗剤はただしく使い、清潔できれいなトイレを保ちましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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