除菌・漂白に便利な「キッチン泡ハイター」のじつは使ってはいけない“3つの場所”

家のこと

2024.06.16

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。台所やキッチン用具の除菌・漂白に便利な「キッチン泡ハイター」。よかれと思って使っていたら、じつは使用NGだった……なんてこともあります。ここでは、お手入れで失敗しない「キッチン泡ハイターが使えない場所」についてご紹介します。

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NGその1.炊飯器の内釜

NGその1.炊飯器の内釜

うっかり間違えやすいのが、炊飯器の内釜。キッチン泡ハイターの注意事項には、ステンレス素材を除くすべての金属が“使えないもの”として記載されています。
炊飯器の種類によりますが、鉄やアルミを使用しているものが多く、キッチン泡ハイターのお手入れには不向きです。
表面にコーティングがほどこされている場合でも、傷からハイターが入り込んで腐食するほか、コーティングそのものが劣化する可能性もあります。

NGその2.壁紙

NGその2.壁紙

キッチン泡ハイターは、水洗いできないものや場所のお手入れに使えません。
そのため、水がしみこみやすい壁紙は使用NG。クロスがキッチン泡ハイターを吸収して、落とせなくなってしまいます。
壁紙に残ったハイターは、変色やシミの原因に……。防水加工のある壁紙以外は、使用を避けたほうが無難です。

NGその3.コーティング加工のない木製素材

NGその3.コーティング加工のない木製素材出典:stock.adobe.com

キッチン泡ハイターの“使えるもの”として、「木」と記載がありますが、これはコーティングがあるものを前提としています。
そのため、水がしみこむ可能性のあるコーティング加工なしの木製素材については、キッチン泡ハイターを使用できません。
木製の食器やまな板のお手入れをする場合は、コーティングがあるかどうかを確認しましょう。迷ったときは、目立たない場所でテストを行ってください。

「使ってはいけない」を知ろう

泡タイプで使い勝手がいい「キッチン泡ハイター」ですが、強力な塩素系漂白剤であることを忘れてはいけません。
使い方を間違うと、素材そのものが傷む可能性もあります。キッチン泡ハイターの使えないもの・場所を知り、暮らしの掃除に役立ててください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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