NGその1.排水口に流す
食品と一緒に入っていることが多いドライアイスは、シンクに流すと手っ取り早い気がしますが、じつはNG。
ドライアイスが触れることで急激な温度変化が起き、シンクの素材や排水口の素材が割れたり破裂したりする可能性があります。特に、排水口に使用されている塩ビパイプは劣化しやすいので、排水口に入れて放置するのも避けましょう。
NGその2.お湯をかける
ドライアイスを早く溶かすために、お湯をかけてはいけません。
二酸化炭素を圧縮してつくられているドライアイスは、お湯をかけると大量の二酸化炭素が発生します。熱湯とドライアイスが飛び散るリスクもありますので、お湯で早く昇華させるのは絶対にやめましょう。
NGその3.密閉する
子どもが触らないように密閉しておくと安全なようですが、これもNG行為のひとつです。
ドライアイスが溶けて固体から気体になると、体積は750倍にも膨れ上がります。袋や容器に入れて完全に口を閉めると、膨張したドライアイスが爆発する恐れがあるため大変危険です。
これが正解!OKな捨て方
取り扱いに注意すべきドライアイスですが、ただしい方法なら安全に処分できます。適切な捨て方の例はこちらです。
人のいないベランダで放置
ベランダや玄関など、人がいない屋外に置いておくと2~3時間もあれば完全に溶けます。ドライアイスをまとめて処分する場合は、ドライアイス同士を離して置くと溶けやすいです。
水に入れて放置
お湯はNGですが、水ならドライアイスを入れても問題ありません。
ドライアイスが入る大きさの容器に、ドライアイスと水を一緒に入れて放置しましょう。このときも、人がいる場所は避けてください。
ただしい捨て方で安全に
夏に活躍するドライアイスですが、便利だからこそ処分する際は注意が必要です。
いざ処分するときに失敗しないよう、ただしい捨て方を覚えておきましょう。