教えてくれたのは……島本美由紀さん
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー・防災士。旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。「野菜保存のアイデア帖(パイ インターナショナル)」など、著書は80冊を超える。
『もしもに備える!おうち備蓄と防災のアイデア帖』(パイ インターナショナル)
著者:島本美由紀
定価:1,430円(税込)
「防災クッキング」の必需品を用意しておこう
ガスや水道、電気などのライフラインが使えなくなった場合に備え、日ごろから災害時に役立つ「防災クッキング」のスキルを身につけておくことが大切です。いざというときに使えるように、前もって準備しておいてくださいね。
<防災クッキングの必需品>
- カセットコンロ
- ガスボンベ
- ポリ袋(※高密度ポリエチレン製で湯せん可能なもの)
- 鍋
- 水
- 耐熱皿
- 必要に応じて、ラップ、キッチンバサミ、ピーラー、トング、菜箸、計量カップなど
まずは、温かい食事をとるために「カセットコンロ」と「ガスボンベ」の用意は必須です。
さらに、耐熱性のあるキッチン用ポリ袋があれば、袋の中で和え物を作る、湯せんでおかずを作る、ごはんを炊くなど、作れる料理の幅が広がりますよ。
今回は、カセットコンロとポリ袋を使った「ごはんの炊き方」と「缶詰を使ったメインおかず」をご紹介します。
ポリ袋を使った「ごはんの炊き方」
ポリ袋でごはんを炊くときにおすすめなのが、無洗米です。お米をとぐ必要がなく、水の節約にもなります。
材料(1膳分)
- 無洗米……80g(2分の1カップ)
- 水……100ml
つくり方の手順
1.ポリ袋に米と水を入れます。
2.鍋に水を入れ、水圧を利用して水の中でポリ袋の中の空気を抜きます。
3.袋をねじりあげ、袋の口をかたく結び、30分浸水させます。
4.水が入った鍋の底に耐熱皿を敷きます。熱で袋が破れてしまうので、直接鍋底に触れないようにするためです。
5.皿の上にポリ袋を置きます。
6.ポリ袋の口まで鍋の中におさめ、蓋をして加熱します。
7.沸騰後は中火にし、20分間加熱したら火を止めます。蓋をしたまま10分蒸らします。
できあがり!
ポリ袋クッキングで「メインおかず」も!
おうち備蓄しやすい缶詰を使えば、メインおかずも簡単に作れます。停電時に冷蔵庫の卵を使いきりたいときにも、おすすめです。
材料(2人分)
- やきとり缶(タレ味)……1缶(85g)
- 卵……1個
- 七味唐辛子……適宜
つくり方の手順
1.ポリ袋にやきとり缶をたれごと加えます。
2.空いた缶に卵を割り入れ、箸でほぐして1に加えて混ぜ、空気を抜いて袋の口を縛ります。
3.水を入れて耐熱皿を敷いた鍋に2を入れ、蓋をして火をつけます。
4.沸騰したら弱めの中火にして5分加熱し、火を止め、そのまま5分ほど蒸らします。
5.器に盛り、お好みで七味唐辛子を振り、できあがり!
災害発生時にはじめて作ってみるとなるとハードルが高くなってしまうので、少なくとも一度は試しておくことが大切です。
防災グッズを見直すタイミングなどに、ぜひ作ってみてくださいね。
画像:『もしもに備える!おうち備蓄と防災のアイデア帖』より