サビやカビが繁殖するかも。「ステンレス水筒」が劣化する“NGな洗い方”

家のこと

2024.09.02

外出先で冷たい飲み物を摂るために、ステンレス水筒をマイボトルとして使っている方は少なくないでしょう。しかし、毎日使えば汚れるもの。間違ったお手入れをすると、清潔に保てないどころか、サビや雑菌の繁殖につながる可能性もあります。ここでは、じつは間違っている「ステンレス水筒のNGな洗い方」をご紹介します。

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NGその1.水ですすぐだけ

ステンレス水筒を水ですすぎ洗い

中身が水やお茶だからといって、水でささっとすすいで終わりにしていませんか? 水筒の中身はどんなものであれ、雑菌が入れば傷み、腐ります。

毎日清潔に使うためにも、ふた・パッキンはスポンジで、ボトル内部は柄のついたスポンジでしっかりと洗いましょう。直飲みタイプの場合は、口をつけた場所が汚れやすいため、念入りにお手入れしてください。

NGその2.汚れをゴシゴシこする

硬いスポンジ出典:stock.adobe.com

茶渋などの目に見える汚れがついていると、つい力を込めてこすり落としたくなりますよね。じつはこれも、ステンレス水筒の劣化につながるNG行為です。
ステンレスは見た目よりも傷つきやすく、目の粗いスポンジやたわしでこすると表面に傷がつきます。その傷から雑菌や汚れが入り込み、ボトルが腐食することは珍しくありません。
力づくで汚れを落とすのではなく、クエン酸や酸素系漂白剤でつけ置きするのが適切。30分ほど置くと、汚れが浮いてこすらずともきれいになりますよ。

NGその3.塩素系漂白剤につける

ステンレス水筒と塩素系漂白剤

塩素系漂白剤を使うと、ラクにボトル内を洗浄できますが、基本的には使用NGです。
ボトル内側のステンレスが腐食する恐れがあり、お手入れするどころか劣化する原因になります。漂白する場合は、塩素系ではなく「酸素系漂白剤」または、花王の「キッチン泡ハイター」を使いましょう。

ステンレス水筒とキッチン泡ハイター

キッチン泡ハイターは塩素系漂白剤ですが、数分のつけ置きで除菌できるため、ステンレス水筒のお手入れにも使用できますよ。

毎日お手入れは「台所用中性洗剤(泡タイプ)」があると便利

キュキュットclear泡スプレー

ステンレス水筒の清潔を保つためにも、毎日のお手入れが欠かせません。手間をかけずラクに洗いたい方は、泡タイプの台所用中性洗剤が役に立ちます。

泡スプレーをまんべんなく吹き付ける

水筒をよく洗ってから水を切り、ボトル内部にまんべんなくスプレー。

20分置いた後に水洗い

このまま20分おいた後に水ですすぎ、乾燥させるだけです。洗いにくいストローマグもしっかりと泡が入り込む上に、パッキンやふたを丸ごとお手入れいできます。

ステンレス水筒が活躍する残暑厳しいこれからの時期、無理なく続けられるお手入れ方法で清潔を保ちましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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