NGその1.泥や砂汚れを落とす
マイクロファイバークロスは、髪の毛よりも細かい極細の化学繊維を使っています。ふつうの繊維とは構造が異なり組み合わせが複雑。
この構造が汚れを絡め取りやすくしているわけなのですが、泥や砂を拭き取ると汚れ同様に繊維の中に入り込んでしまいます。マイクロファイバークロスに絡んだ汚れは、ひとたび入りこむと洗ってもなかなか落ちません。
泥や砂を拭き取ったクロスでほかの場所をお手入れすると、入り込んだ砂のせいで傷つく恐れがあります。玄関のたたきやベランダなど、砂泥汚れが多い場所への使用は避けた方が無難です。
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NGその2.やわらかい素材のお手入れに使う
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維でつくられているマイクロファイバークロスは、コットンのクロスと比べると素材が硬く、しっかりとした拭き心地です。
そのため、マイクロファイバークロスよりもやわらかい素材・場所のお手入れには向きません。
ワックスやコーティングが施されている場所や、漆器などのお手入れもNG。マイクロファイバークロスは食器の水分を拭き取るのに重宝しますが、デリケートな素材の食器の拭き上げには使わないよう気を付けましょう。
また、入浴後に髪の毛をタオルドライするのは問題ありませんが、必要な皮脂まで落としてしまうため肌への使用は避けてください。
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劣化したら新しいものへ交換を
マイクロファイバークロスは万能ですが、ただしく使っていても劣化しやすい素材です。繊維がほどけると、汚れ落ちが悪くなったり吸水力が悪くなったりします。使い心地が悪くなってきたと感じたら、泥や土汚れのある玄関・ベランダに使用してから処分するのもひとつです。
マイクロファイバークロスのメリット・デメリットを知って、適切な方法で家中の掃除に役立ててください。