「マイクロファイバークロス」のじつはやってはいけない“NG掃除”「使ってはいけない場所もあった…」

家のこと

2024.11.22

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。化学繊維でつくられているマイクロファイバークロスは、洗剤不要で汚れが落ちる優秀な掃除グッズです。しかし、お手入れに向いていない汚れもあります。ここでは、じつは避けた方がいい「マイクロファイバークロスのNG掃除」についてご紹介します。

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NGその1.泥や砂汚れを落とす

砂汚れが目立つ玄関タイル

マイクロファイバークロスは、髪の毛よりも細かい極細の化学繊維を使っています。ふつうの繊維とは構造が異なり組み合わせが複雑。
この構造が汚れを絡め取りやすくしているわけなのですが、泥や砂を拭き取ると汚れ同様に繊維の中に入り込んでしまいます。マイクロファイバークロスに絡んだ汚れは、ひとたび入りこむと洗ってもなかなか落ちません。
泥や砂を拭き取ったクロスでほかの場所をお手入れすると、入り込んだ砂のせいで傷つく恐れがあります。玄関のたたきやベランダなど、砂泥汚れが多い場所への使用は避けた方が無難です。

NGその2.やわらかい素材のお手入れに使う

フローリング出典:stock.adobe.com

ポリエステルやナイロンなどの化学繊維でつくられているマイクロファイバークロスは、コットンのクロスと比べると素材が硬く、しっかりとした拭き心地です。
そのため、マイクロファイバークロスよりもやわらかい素材・場所のお手入れには向きません。
ワックスやコーティングが施されている場所や、漆器などのお手入れもNG。マイクロファイバークロスは食器の水分を拭き取るのに重宝しますが、デリケートな素材の食器の拭き上げには使わないよう気を付けましょう。

また、入浴後に髪の毛をタオルドライするのは問題ありませんが、必要な皮脂まで落としてしまうため肌への使用は避けてください。

劣化したら新しいものへ交換を

マイクロファイバークロスは万能ですが、ただしく使っていても劣化しやすい素材です。繊維がほどけると、汚れ落ちが悪くなったり吸水力が悪くなったりします。使い心地が悪くなってきたと感じたら、泥や土汚れのある玄関・ベランダに使用してから処分するのもひとつです。
マイクロファイバークロスのメリット・デメリットを知って、適切な方法で家中の掃除に役立ててください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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