正体は「ドアの開閉具合」の調整ネジだった……!
お風呂場の折りたたみ式のドアには、上部または下部にネジがついています。じつはこれ、ドアの開閉具合を調整するためのネジ。
ネジを緩めたり締めたりすることで、折り戸の開け閉めをスムーズにしてくれる役割があります。
わが家の場合は、ドアの下部にもネジがついていました。上部のネジも下部ネジも、ドアの開閉具合を緩めたりきつくしたりするためのもの。
ネジの調整に使うのは、プラスドライバー1本だけ。ねじを緩めてラッチを上げ下げすることで、ドアの開閉具合を変えられます。
※ドアの種類によっては、マイナスドライバーを使用したり調整の仕方が異なったりする場合もあります。
こんなときはネジの調整を!
お風呂場のドアは、窓や換気扇を閉めた状態で浴室乾燥機を稼働させたとき、ドアが勝手に開かない程度が目安です。
次のような現象や不具合が起きる場合は、ネジで開閉具合を調整しましょう。
ドアが開け閉めしづらい
ドアを開けるときにかたく感じる、逆にゆるすぎる場合は調整しましょう。目安は、ドアを完全に閉め切る前のそっと閉めた状態で、お風呂場の床がすこし見える位置で扉が止まっているのが正しい状態です。
自然に開くことがある
入浴中や入浴後に、“ガタン”とドアが自然に開くことはありませんか?
この現象はラッチのかかりがゆるい場合に起きますので、ネジを調整してラッチのかかり具合を強めると改善されます。
ネジはすべて引き抜かないように注意!
お風呂場のドアの開閉具合を変えられる固定ネジですが、すべて引き抜くのはNGです。
固定ネジをすべて取り外してしまうと、ドアの開け閉めに不具合が生じるほか漏水する恐れがあります。
ドアとパッキンの間にすき間があると水漏れする場合がありますので、この点も気を付けてください。
※メーカーごとに調整方法が異なるため、調整する際には取扱説明書を必ずご確認のうえ調整してください。