“玄関の「ドアガード」をかければ安全”ではなかった…!意外と知らない“本来の使い方”

家のこと

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2024.10.10

玄関ドアについている「ドアガード」。金具にひっかけるとドアがわずかなすき間しか開かなくなるため、防犯対策として使っている方は少なくないでしょう。しかし、ドアガード頼みの防犯は危険です。ここでは、意外と知らない「ドアガード本来の使い方」と合わせて、「防犯性をアップする対策」をご紹介します。

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「訪問販売対策」が本来の目的だった

ドアガード

ドアガードは、玄関に取り付けられていることの多い「内鍵」です。ドアを開けにくくするという意味では防犯対策として有効ですが、本来の用途はすこし違います。
ドアガードはもともと、訪問者が家の中に押し入るのを防ぐためのもの。セールスマンなど、意図しない来客の侵入を防ぐ役割です。

ドアガードをひっかけた玄関ドア

ドアガードを金具にひっかけると、ドアのすき間はごくわずか。体を押し込めるほどの幅はないため、入られにくくなるというわけなのです。

ドアガードの注意書き

わが家のドアガードにも、来訪者確認用であることの注意書きがありました。
「ドアガードを固定しても施錠したことにはなりません」の記載通り、防犯対策としては不十分です。

チェーンロック出典:stock.adobe.com

今回はドアガードを取り上げましたが、よく見るチェーンロックも同様。訪問者の押し入りを防ぐ目的で付けられています。

ドアガードだけで安心しないで!

内鍵としての役割を果たすドアガードですが、過信しすぎるのはNG。
ドアガードはあくまでも簡易的な鍵。詳細は差し控えますが、ドアガード自体それほど頑丈ではなく、しくみを分かっていれば、すき間から開けることもできてしまうのです。

そのため、ドアガード以外で防犯対策を行うことが重要です。

防犯力をアップする対策

鍵を壊しているところ出典:stock.adobe.com

ドアガード頼みの防犯対策は、リスクをともないます。大切なのは、侵入しづらい玄関にすること。
ドアガードと合わせて次の対策を行うと、防犯力がアップしますよ。

・必ず施錠する
・防犯性能が高い鍵に変える
・補助鍵を取り付ける

基本として、必ず鍵を閉めるのは大前提。ゴミ出しや送迎といったわずかな時間でも、侵入されないよう必ず施錠してください。

オートロックキー出典:stock.adobe.com

また、鍵にくぼみがついたディンプルキーやオートロック式など、より構造が複雑で突破しづらい鍵に変えるのもひとつです。
「鍵を変えるのはちょっと……」という方は、補助鍵を取り付けて鍵を増やすのもおすすめ。鍵が増えれば、それだけ侵入に時間がかかり、ターゲットにされる可能性が下がります。

くりかえしになりますが、ドアガードの過信しすぎは禁物です。
「ドアガードをつけているから安心」は危険。できる限りの対策を行って、防犯意識を強く持ちましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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