「そうなの?」トイレの「大」「小」レバーは“大便用・小便用”ではない!意外と知らない“正しい使い方”

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2024.09.06

節水のために、トイレの「大」「小」レバーを使い分けるのはとても大切。なんとなく、「大は大便、小は小便を流すもの」というイメージはありませんか? でもこの使い方、本当に合っているのでしょうか。ここでは、トイレの「大」「小」レバーのただしい使い方をご紹介します。

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「大モードは大便用」「小モードは小便用」は間違い!

トイレの便器出典:stock.adobe.com

ぼんやりと、「小便は小で流すと節水になる」という気がしますが、これは間違いです。なぜなら、小モードは小便を流すためのものではないからです。
小モードの本来の使い方は、尿だけを流すときに使うもの。男性が小便をした後(トイレットペーパーを使わない場合)は、小モードで流すのが正解。
しかし、女性が用を足すときは必ずトイレットペーパーを使用するため、小ではなく大モードで流すのが適切です。

小モードだとトイレが詰まる!?

詰まっている便器出典:stock.adobe.com

大小モードを間違って使い分けることは、トイレが詰まる要因のひとつです。
トイレットペーパーが便器の底に残る場合は再度流せばことなきを得ますが、結局は2回流すことになり、ムダな水を消費してしまいます。
またトイレットペーパーを使用したときに小モードで流すと、水量が足りずしっかり流れないこともあります。自宅の便器からは流れているかもしれませんが、公共下水道や浄化槽に到達せず、排水管の途中で止まってしまうこともあるのです。トイレットペーパーを使ったときは、迷わず「大モード」でOKです。

「大」「小」モードを賢く使い分けよう

トイレの流し方の使い分けはシンプルで、固形物を流さない場合は「小モード」、その他は「大モード」で流します。
そのため、小モードは男性が用を足したとき(小便)や、掃除のとき(ペーパー類を一緒に流さない)に適しています。
製品によって水量は異なるものの、小モードで3.8~5L、大モードで5~6Lの水を消費します。
トイレの大・小モードをただしく使い分けて、節水につなげましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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