お風呂の黒カビ、なぜ落ちにくい?
お風呂の黒カビは、シリコン目地やゴムパッキンの奥深くまで入り込んでいるため、表面をこすっただけでは完全に落とせません。見た目が薄くなっても、根が残っているとすぐにまた生えてしまいます。さらに、スプレータイプのカビ取り剤は液が流れやすく、カビにしっかり密着する前に垂れてしまうことも。そのせいで、思ったほど効果が出ないことがあります。
そこで今回は、ジェル状のカビ取り剤を使い、シリコンハケで密着させる方法をご紹介します。洗剤をしっかり塗り込むことで、頑固な黒カビもスッキリ落とせますよ。
黒カビを密着して落とすお掃除法
お手入れに使うもの
- カビ取り用ジェル(カビキラーPRO最強ジェル)
- シリコン製のハケ(今回はダイソーのものを使用)
- ゴム手袋
- 拭き取り用クロス
シリコン製のハケを使うと、カビ取り剤をムラなくしっかり塗れるので、細かい部分にも行き渡ります。通常のハケだと毛に洗剤が染み込んでしまいますが、シリコン製だとムダなく使え、汚れに直接アプローチできるのもポイント。さらに、洗剤を表面に均一に広げて膜のように密着させることで、液ダレを防ぎながらしっかり浸透させることができます。
また、カビ取り用のジェル洗剤を使うときは、十分に換気をし、必ずゴム手袋を着用することが大切です。強い成分が含まれているため、直接肌につかないように注意しながら作業しましょう。
手順⒈ 乾いた状態で掃除開始
黒カビを効果的に落とすためには、まずお風呂場が乾いた状態で作業を始めることが大切です。壁やゴムパッキンが濡れていると洗剤が薄まり、しっかり浸透しなくなるため、事前に水気を拭き取っておきます。
手順⒉ シリコンハケでジェル洗剤を密着させる
黒カビが気になる部分にジェル状のカビ取り洗剤を塗ります。
ハケを使うことで洗剤が均一に密着し、液ダレすることなくカビの根にしっかり浸透します。
手順⒊ 放置してしっかり浸透させる
洗剤を塗ったあとは、15分から30分ほど放置してじっくりカビに浸透させます。
手順⒋ 水でしっかり洗い流す
時間を置いたら、水でしっかり洗い流します。
手順⒌ 仕上げに乾拭きと換気
最後に、お風呂場の水滴をしっかり拭き取り、換気を行いましょう。水分が残っているとカビが再び発生しやすくなるため、できるだけ乾燥させることが大切です。掃除後だけでなく、お風呂を使ったあとも換気を心がけると、カビの発生をぐっと抑えられますよ。
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黒カビ撃退のポイント
シリコン目地にこびりついていた黒カビが、しっかりキレイに落ちました。黒カビは根が深く、スプレータイプの洗剤では取り切れないこともありますが、ジェル状のカビ取り剤とシリコンハケを使うことで、洗剤をしっかり密着させて浸透させることができます。頑固な黒カビにお悩みの方は、ぜひこの方法をお試しください。