教えてくれたのは……節約アドバイザー ののこさん
Instagramのフォロワーが28万人超えのカリスマ節約主婦。夫と娘、息子の4人家族。夫の借金が発覚したのをきっかけに家計管理をスタートし、貯金ゼロからスタートして、3年間で600万円貯金を達成。ファイナンシャルプランナー3級を取得。整理収納アドバイザー1級。著書に『スッキリ家事でお金を貯める』『ののこの節約つくりおきレシピ』がある。テレビ出演・雑誌掲載多数。
物が多い状態を見直すと「お金が貯まりやすくなる」
家計管理や節約に関する発信をしているののこさんですが、もともとは家事が得意ではなく、部屋にも物があふれていて散らかっていたのだそうです。片づけを始めるきっかけになったのは、家計のピンチだったと言います。
ののこさん「片づけを始めるきっかけは、夫の借金が発覚したことでした。生活を見直す中で、本やInstagramで情報収集していくうちに、『お金をしっかり貯めている人は部屋をキレイにできている』という共通点を見つけたんです。わが家では無駄な買い物が多いことに気づいたので、まずは掃除をして“必要なもの”、“不要なもの”を整理整頓することから始めました。
物が多すぎると在庫の把握が難しくなり、頭の中も整理できなくなってしまいます。その結果、不要なものを買い足してしまうことも。物の在庫をきちんと把握できるようになると、思考がクリアになって無駄な買い物をしなくなります。片づけることでお金を貯められることにもつながっていくんですよね。スッキリ暮らすためのひとつの方法として、掃除グッズは最低限に絞るように心がけています。」
物が多い人がやりがちな「3つのNG行動」
そこで今回は、掃除の面で「物が多い人がやりがちな3つのNGポイント」をののこさんに教えていただきました。当てはまる方は、ぜひ見直してみてくださいね!
NG1. 掃除グッズが多すぎる
ののこさん「100円ショップなどでは便利な掃除グッズもたくさんありますが、掃除グッズが増えると置き場所に困って散らかった印象に見えてしまうので、本当に使うもの以外はなるべく持たないようにしています。
例えば、お風呂場ではタイルを洗う用のスポンジと、浴槽内を洗うスポンジだけしか置かないようにするなどです。厳選することを意識できていると、『便利そうだから買ってみよう』といった無駄遣いを減らすことができると思いますよ。」
NG2. 使い終わった消耗品をすぐに捨てる
ののこさん「使い終わった消耗品は、捨てる前に掃除に再利用してから処分するようにしています。そうすることで、掃除グッズをたくさんストックしておく必要がなくなります。
例えば、食器洗い用のスポンジを交換するときに古いスポンジを水回りの掃除に活用したり、歯ブラシを替えるタイミングで古い歯ブラシを使ってすき間など細かい場所を掃除したりするなどです。消耗品の替えどきに掃除をする習慣がつけられるので、おすすめです。」
NG3. 洗剤を場所別にそろえている
ののこさん「掃除に使う洗剤は、成分表を確認すると、ほぼ変わらない成分が含まれていることも多いです。お風呂用、キッチン用などと分けずに、併用できるものを工夫して使っています。持っているものをなるべく少なくすることで、シンプルな生活を送ることができます。」
片づけを通じて生活を見直すことで、無駄な出費を減らして貯金できる体質にシフトすることができるかもしれません。一歩ずつ実践しながら、ののこさんのようなシンプルで心地よい暮らしを目指してみませんか?