教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社
創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。
おふろのお湯は何日で交換する?
おふろのお湯を交換するタイミングは、“毎日行う”を基準すると安心です。その理由は衛生面の観点からです。一度入浴すると肌や髪から出た皮脂や汚れが少しずつ溶け込むため、そのまま放置しては菌が繁殖しやすくなります。お湯の汚れ方は家族構成によって、以下のように異なります。
- ファミリー世帯……複数でおふろに入るほど、汚れの濃度が増す。こまめな交換が望ましい。
- 一人暮らしの場合……きれいに見えるお湯でも、見えない汚れが沈殿している可能性もある。毎日交換する余裕がない場合は、一日おきに沸かし直して節約する方法を検討するのがよい。
入浴剤を使用した際、成分が浴槽に残っている場合は、再度温めることで臭いや肌触りに影響を与えることもあります。衛生面と快適さのバランスを見極めて交換を検討しましょう。
注意事項:お湯を再加熱するときは、風呂釜の内部にも汚れが付着している可能性があります。浴槽だけではなく、給湯器周りも定期的に掃除をし、雑菌の増殖を抑えることが大切です。
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どのくらい菌が増えるの?
入浴後に残ったお湯を一晩、そのままにしておくと雑菌が増えやすい条件がそろいます。ひと晩放置しただけも、雑菌が数千倍に増えるケースも報告されているんです。そのため、翌朝には衛生的に好ましくない状況になっている可能性があります。
たとえ再度、沸かしたお湯だとしても、雑菌は完全にいなくなるわけではありません。小さいお子さんや免疫が気になる人にとってはリスク要因となります。
雑菌が増えることや、リスク要因になる状況を避けるためにも、夜のうちに排水する習慣をつけて対策を行いましょう。また、どうしても残したいときは、ふたを閉めて余計なゴミが入るのを防ぎ、翌日早めに交換するなどの対策をしましょう。
翌日、早めの交換しよう
おふろのお湯はきれいに見える状態のときもあります。残り湯の活用は節約に効果的な一方、雑菌が増えたり、リスク要因になる状況につながることもあります。安心を考える場合は、毎日のお湯の交換がおすすめです。
次回の記事では、「おふろのお湯を使うことで得られる節約効果」についてご紹介します。