錠剤の薬を半分に割って飲む理由は?
錠剤の薬を半錠にするとき、なかなかうまく割れずに困ったことはありませんか?
錠剤の薬を半錠にする必要があるのは、主に医師の指示により服用量を調整する必要がある場合です。特に高齢者や子ども、内臓の機能が低下している場合など、薬の適切な効果を得るために規定の用量より少ない量を処方されることがあり、既製の錠剤を半分に割って服用します。
しかし、日頃から薬を飲み慣れていない人にとっては、錠剤の薬をきれいに半分に割るのは意外と難しいものです。割線(錠剤にあらかじめ入っている切れ目)があるのに均等に割れなかったり、力を入れすぎて粉々になってしまったりすることも。
そこで調べてみたところ、錠剤を簡単に半分に割る方法を見つけたので実際に試してみました。
錠剤の薬を簡単に半分に割る方法
スプーンの背(丸い方)に錠剤をのせる
錠剤の薬を簡単に半分に割る方法として、スプーンを使うやり方があります。
まず、スプーンの背(丸い方)に錠剤をのせます。このとき、割線が上を向くように置きましょう。
割線に沿って親指でそっと押す
続いて、両手の親指を使って割線の中央をそっと押します。
力を入れすぎずにゆっくりと押すと、錠剤が自然に割線に沿ってきれいに半分に割れます。
きれいに割ることができました!
【注意点】割っても問題ない薬かどうか事前に必ず確認しよう
ただし、すべての錠剤がスプーンできれいに割れるわけではないため注意が必要です。例えば、表面にコーティングがある薬や、粉状になりやすい薬は割ると効果に影響することがあります。錠剤を半錠にして服用する際は、必ず事前に医師や薬剤師に割っても問題ない薬かどうか確認しましょう。
この方法は特別な道具が要らないため、家庭で簡単にできるのがメリットです。錠剤を服用する機会が多い方は、ぜひ試してみてくださいね。