その氷、実はちょっと危険かも?
冷蔵庫の中でも見落としがちな製氷機のお手入れ。実は、きちんと掃除をしないと菌やカビの温床になっているなんてことも。毎日口にする氷だからこそ、見えない汚れの蓄積には要注意。放っておくと、雑菌が混じった氷を飲むことになり、お腹の不調や免疫力の低下、子どもの体調不良につながる恐れもあるんです。「透明=キレイ」とは限りません。
準備するもの
- クエン酸(粉末)小さじ1(約5g)
- 水200ml
- あれば食紅ごく少量(誤って口に入れるのを防ぎたい場合)
- 給水タンク、または空の製氷ケース
※注意:メーカーによって使用可否があるため、事前に取扱説明書を確認してください。
お手入れ手順
◆【手順1 】洗浄用のクエン酸水を作る
クエン酸水を作るコップ1杯の水(約200ml)にクエン酸小さじ1をよく溶かします。これが洗浄用のクエン酸水になります。「洗浄用の氷」と「普段使いの氷」を間違えずに見分けたい場合は、爪楊枝の先程度の食紅を加えて色付きの水にします。
◆【手順2 】クエン酸水を給水タンクに入れる
給水タンクを取り外して、中を軽く水洗いしてからクエン酸水を入れます。
◆【手順3 】製氷スタート!
タンクを冷蔵庫に戻し、通常通り製氷を開始。数時間かけてクエン酸水の氷ができ上がります。
◆【手順4 】洗浄用の氷を捨てる
できた氷は絶対に口にせず、処分しましょう。汚れや雑菌が含まれている可能性があります。
◆【手順5 】水だけで再製氷してすすぐ
その後、水道水だけを入れてもう一度製氷を行い、すすぎ用の氷も捨てます。心配な方は再度水道水だけで製氷を繰り返し、お掃除完了です。
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ポイント&注意点
- 食紅を使用する場合は、ごく微量でOK。濃すぎると、タンクやパーツに色が残ることがあります。
- 小さなお子さんや家族が間違って洗浄用やすすぎ用の氷を口にしないよう、「氷洗浄中」など注意書きを貼り付けたり、製氷ケースをテープで止めたりするなどしましょう。
目に見えない場所こそ、清潔に
夏に大活躍する製氷機。ほんの10分のお手入れで家族の健康を守れて、運気の巡りまで整うならやらない手はありません。氷が活躍するこの季節、まずは今週末に「氷のお掃除習慣」を始めてみませんか。