教えてくれたのは……岩野上 幸生（いわのうえ こうせい）さん
料理人歴21年、15年間飲食店経営をしながら企業コンサルティングや料理の技術指導などを行っています。YouTube（飲食店独立学校 /こうせい校長）で、ちょっとした工夫で役立つ料理方法など発信中。著書『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』（KADOKAWA）。
天ぷらの作り方
天ぷらをサクサクした衣に揚げるのは難しい……と思っていませんか？ 実は、ポイントさえ押さえれば家でもサクッとおいしい天ぷらが作れます。こうせいさん直伝のコツで、驚くほど軽くて美味しい仕上がりに変身！ ではその作り方をみていきましょう。
材料
えび 適量
＜天ぷら衣＞
- 料理酒 80g
- 炭酸水 80g
- 卵黄 1個
- 薄力粉 100g
⒈えびの下処理をする
えびの皮をむき、しっぽの方の殻は残しておきます。しっぽの尖っている部分は切り落とします。
背わたを取ります。
腹に2、3mmの切り込みを3ヶ所入れます。
切り込みとは逆にエビを伸ばし、繊維を壊していきます。ちぎれないように注意してください。
背中を上にして繊維を押しつぶすようにして伸ばします。こうすることでえびが曲がらなくなります。
キッチンペーパーで水分を取り除きます。
⒉衣を作る
しっかり冷やしたボウルに料理酒、炭酸水を入れます。
卵黄を加えます。
ゆっくり泡だてないように混ぜます。
ふるった薄力粉を入れ、さっと切るように混ぜます。
ダマが少し残るくらいがちょうどいいです。
⒊えびに薄力粉をつけ、揚げる
えびに薄力粉をつけ、余分な粉を落とします。しっぽにも軽く薄力粉をつけて開いておくと綺麗な見た目になります。
油を温めます。160度に達したら火を弱めます。
天ぷら粉にえびをくぐらせ、揚げます。えびは回転させながら全体を均一に揚げましょう。
30秒ほど揚げ、時間になったらバットに取り出します。
次に180度の高温で2度揚げします。衣に残った水分を一気に蒸発させると、サクッとした仕上がりになります。
1分ほど揚げてバットに取り出します。
完成です。
低温から高温で揚げることで、サクっとカリっと、中身はジューシーな天ぷらが簡単にできました。これはやみつきになってしまいそうな味。衣に料理酒や炭酸水を入れるのもポイントです。気になった方はぜひ作ってみてくださいね。
