知らないと後悔するかも…。「キッチン泡ハイター」を使うと劣化する恐れがある“3つの場所”

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2025.09.21

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。キッチンまわりの除菌・漂白に使える「キッチン泡ハイター」。薄めず泡のまま掃除できる手軽さが魅力ですが、注意点もいくつかあります。そこで今回は、キッチン泡ハイターの「使用NGな場所」をご紹介。うっかり間違わないよう、ふだん愛用の方も参考にしてみてください。

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その1.アルミ鍋・フライパン

アルミ製の鍋出典:stock.adobe.com

キッチンまわりに多い金属製品ですが、その素材まで意識して見ていますか? キッチン泡ハイターはアルミのお手入れに使えないので、「ステンレスだと思っていたらアルミだった……」というケースは要注意です。
キッチン泡ハイターなどの塩素系漂白剤をアルミ製品に使うと、化学反応を起こして黒ずみや変色、さらには腐食の原因となるおそれがあります。特に、鍋をはじめとする調理器具のお手入れには注意が必要です。
 せっかくの調理器具が台無しにならないよう、素材を確認してからキッチン泡ハイターを使いましょう。

その2.色柄ものの布ふきん

色柄の布ふきん出典:stock.adobe.com

キッチン泡ハイターは、布ふきんを除菌・漂白できます。
ただし、メーカーが「使えるもの」としているのは白無地のみ。色・柄がある布ふきんは色落ちする可能性が高く、見た目が劣化するおそれがあるため注意が必要です。
ふきんに限らず、おしぼりを含む布製品については、色や柄のあるものへの使用を控えましょう。

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その3.天然木のまな板

天然木のまな板出典:stock.adobe.com

ひのき素材など天然木でつくられているまな板も、キッチン泡ハイターを正しく使用しないと、洗剤が木材の油分や繊維を傷め、表面がざらついたり変色する恐れがあります。
天然木のまな板を長持ちさせるのなら、中性洗剤で洗った後によく乾かすのが安心です。水気は黒カビの発生源になりますので、きちんと立てかけてしっかり水切りをしましょう。乾いた後にアルコール除菌スプレーをかけると、菌の繁殖も防げます。

花王公式では木・竹製品への使用をOKとしておりますが、誤った使い方や使用頻度によっては劣化の恐れもあるため、使用する際は、以下の点にご注意ください。
・ 目立たない場所での事前テスト実施
・ 長時間の放置を避ける
・ 頻繁な使用を控える
・ 使用後は十分な水洗いと乾燥

キッチン泡ハイターの用途は幅広い

ここまでキッチン泡ハイターの避けた方がいい使い方についてお伝えしましたが、実際の用途は幅広いです。正しく使用すれば、キッチンまわりの除菌・漂白を手軽に行えます。
キッチン泡ハイターの使い方を再確認して、安全な方法で日々のお手入れに役立てましょう。

※キッチン泡ハイターをご使用の際は、必ず製品パッケージの使用方法・注意事項をご確認ください
※使用する際は換気を十分に行い、炊事用手袋の着用をおすすめします。誤使用による事故防止のため、他の洗剤との併用は絶対に避けてください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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