原因その1.洗濯機が水平になっていない
最初に見直したいのが、洗濯機の設置状況。床が少しでも傾いていたり、防振ゴムがずれていたりすると、回転中に重さが偏って洗濯機が大きく揺れることがあります。特にドラム式の場合は重量があるため、ちょっとしたズレでも振動が増えやすいんです。
故障を疑う前に、まずは洗濯機が水平に設置できているかをチェックしてみましょう。スマホの水平器アプリや付属のスパナで脚の高さを調整するだけで、音が静かになることもあります。
原因その2.洗濯物が片寄っている
次によくある原因が、洗濯物の片寄りによるもの。シーツやタオルなど大きなものをまとめて洗うと、脱水時に重さが片側に寄ってしまい、ドラムがアンバランスになります。
その結果、洗濯機が大きく揺れて一時停止したり、自動給水機能が働いて洗濯物のバランスを取り直したりすることもあるんです。これは故障ではなく、むしろ正常な動き。
重いものと軽いものをバランスよく入れて、絡まった状態で投入しないよう注意すると、振動はかなり軽減されます。
原因その3.排水の流れが悪い
もうひとつ意外と多いのが、排水がうまく流れていないケースです。排水ホースの詰まりや、ホースの設置状態が悪い場合、水が残った状態で回転するため、異音の原因になります。
しばらくお手入れをしていない方は、ホースや排水トラップに糸くずや洗剤カスがたまっていないか、一度チェックしてみましょう。
故障か心配なときは「空運転」で確認を
対処しても音が気になるときは、一度洗濯物を入れずに運転してみてください。空の状態で静かに回るようなら、洗濯機そのものには問題ありません。
洗濯機は毎日使う家電だからこそ、音の変化には早めに気づきたいもの。設置状況や使い方を見直して、故障以外の原因も疑ってみてくださいね。




