跳ぶだけでー16.8キロカロリー
20回ぴょんぴょん跳ぶと、およそ30秒くらいでしょうか?それを1日3セット続けるだけで-16.8キロカロリーの消費が可能というのが、この体幹ぴょんぴょんホップステッパー。こちらは「効果を数値でリアルにお届けする」ことを信条とされている株式会社サンファミリーさんの商品です。以前にもボイトレエクサをご紹介しましたが、こちらにも「この商品で1曲歌うと〇〇キロカロリー燃焼します。」と、検査結果が添えられていました。そう「なんとなくいいみたい」ではなく、きちんと「効果がある」から、2021年3月の発売以来、1年で累計11万個もの売り上げを誇る大ヒット商品となっているのです。
saitaスタッフが検証!
こちらはsaita編集部のTさん。とっても親近感を感じるおうちファッションで、楽し気にぴょんぴょんと跳んでいる様子……まずは使ってみた感想を聞いてみました。
編集部T:トイレの近くに置いているので、トイレのたびに跳んでみたり、何かしら家の中を歩いたときに、ぴょんぴょんと跳んでいます。1分くらい跳ぶと、ちょっと身体が温まってくる感じです。2分くらいだと、同じ時間歩くよりもずっと「運動している感」がありますし、3分跳ぶとちょっと息が上がります。騒音や振動も気になりませんし、クッションが硬めで自分の筋肉を使って跳ぶ感じです。ポンポンと勝手に跳ねる通常のトランポリンとは違うので、カロリー消費に繋がるんだと思いました。
心拍数とカロリー消費を実測!
まずは、開始前の心拍数をアップルウォッチで予め測定してもらいました。この時の心拍数は109です。
左から1分間、2分間、3分間をそれぞれ跳んだあとの数値が出ています。心拍数は150を超えています!これは、一般的にはランニング中の心拍数とほぼ同じで、ウォーキングやストレッチよりも高い数値です。そして、カロリーも1分で7キロカロリー、2分では15キロカロリー、3分間続ければ24キロカロリーの消費となっています。
編集部T:1日に5,6回は跳んでいます。腹筋のような辛さもなく、筋肉痛にもならないので毎日続けられます。ただし、クッションに高さがあるので真ん中で跳ぶように気を付けないとバランスを崩すかもしれません。あと、小さな子どもにはうまく跳べないようでした。2歳の甥っ子には難しそうでしたね(笑)。跳ぶにはある程度の体重と筋力が必要な気がします。小学生なら上手に跳べると思いますよ。
開発担当者さんにお聞きしました。
株式会社サンファミリー商品開発部の小林さんにもお話を伺いました。
小林さん:コロナ禍で家で過ごす時間が長くなり始めた頃に「宇宙飛行士が帰還して重力に慣れるためにトランポリン運動をしている」という記事を読んで「家でできるトランポリンを作ろう!」と思い立ち、商品化をスタートしたのが2020年の12月。
カロリー消費に繋がる運動量が望める弾力性を持ち、部屋でクッションとしても使えるものがいいのでは?と話がまとまり、クッション内部の材質にこだわりながら開発を進めました。集合住宅でも階下に迷惑をかけないよう、振動を吸収でき、騒音が起きないように改良を重ね、社内ではいつも誰かがぴょんぴょん跳んでいるという光景が見られるほど、モニターをした結果、短期間での商品化に成功し、2021年3月には発売することができました。
発売以来、常に品切れ状態が続く大ヒットとなったのは、3980円という価格と、部屋に置いたままでも違和感のないクッションに近いデザイン、そしてやはりコロナ禍でリモートワークや運動不足が続いたということが理由として考えられます。
特にこだわったのは安全性
小林さん:家庭内で楽しみながらダイエットにも役立ててもらう商品ですので、ご家族みなさんで使ってもらえるように、安全性には特に気を遣いました。高さがあり、硬めの材質を使っているので、外側で跳んでしまうとクッションが傾いて滑り落ちたりして、ケガをする可能性があると考えました。そこで足形や縁にラインを引くことで「できるだけ真ん中で跳んでください」というアナウンスをしています。実際に社員それぞれが跳んでみると真っすぐ跳んでいるつもりがどちらかに寄ってしまうなど、体のクセが出ることもありました。安全に楽しく、そして効果的に使っていただきたいですね。
インストラクターのレクチャー動画付き!
リモートワークに疲れたとき、家事が山積みでうんざりしたとき、なんだか気分がスッキリしないとき……ほんの1分でもぴょんぴょん跳んでみると「カロリーを消費したぞ!」と少し気分が上を向くかもしれません。もちろんクッションとしても使えるので、足を置いてみたり、座ってみてもOK。おやつを食べたら、ドラマのCMの間に……など、家族でぴょんぴょんルールを作ってみるのも楽しいですね!