教えてくれたのは……お掃除Youtube学校 ショウジさん
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クエン酸×ラップで落ちない強いウロコ汚れも落ちる!
気がつくとお風呂場の鏡が汚れていることはありませんか? この鏡についた白い汚れ、ウロコと呼ばれる汚れなんです。
クエン酸をかけ、上からラップを付ける方法は有名ですが、強いウロコ汚れの場合はこの方法では落ちません。
そのため、クエン酸×ラップで落ちなかった場合に今回の方法をお試し頂くのが良いかもしれません。
強いウロコ汚れは酸性の洗剤でつけ置きをしてから、みがくことで汚れを落とすことができます。そこで今回はサンポールとダイヤモンドパットを使った掃除方法をご紹介します。曇り止め防止やフィルムなどを貼っている鏡は、今回の方法は行えません。お風呂場にある鏡を一度確認をしてから、掃除をしてください。
ダイヤモンドパットは、人工ダイヤモンドの研磨材がついたスポンジです。この掃除道具はダイソーなどの100均で買うことができます。鏡をみがくことで目には見えずらい小さな傷が鏡に入りますが、強いウロコ汚れがある場合はこちらを使うことをおすすめします。
※目立たないところで試してから、鏡全体でお試しください。傷がつくのがイヤな方は別の方法または鏡の買い替えをおすすめします。
※サンポールは本来トイレ掃除で利用する洗剤で、トイレ掃除以外の用途は推奨されておりません。今回は掃除に知識のある方独自の掃除手法となっておりますので、サンポールの注意書きはしっかりお読みいただき、自己責任でお願いいたします。
1.キッチンペーパーとサンポールでつけ置きをする
ゴム手ぶくろをして鏡にキッチンペーパーをあてます。キッチンペーパーの1番上から、サンポールを直接流しつけます。
つけ置きで使うサンポールの量は、 500mlの4分の1程度です。サンポールをつけたあとは、キッチンペーパーの上を手ぶくろをした手で押さえ、全体に染みるようにします。
2.ラップを鏡にかける
サンポールをかけたキッチンペーパーの上からラップをかけ、30分ほど待ちます。
つけ置き時間には注意が必要です。金具(赤い線で囲まれた部分)がついている鏡は、酸性の洗剤で長時間つけ置きをすると、金具が錆びて形が変わることがあります。
そして30分後……
3.ダイヤモンドパットで鏡をみがく
キッチンペーパーを外して、ウロコがついた鏡をダイヤモンドパットで磨きます。
【Point】このときサンポールがついた鏡は水で流さず、ダイヤモンドパットは必ず水で軽くぬらしてから使います。鏡が乾いていない状態でみがいてください。
ダイヤモンドパットでみがくとき、力を込めると鏡に傷がつきます。縦・横にこするのではなく、ダイヤモンドパットで小さな円をかくように、ゆっくり優しくこするのがポイントです。
ダイヤモンドパットで鏡についたウロコがうまく削れると、掃除をしたあとの鏡をこするとガリガリとした音がなくなります。こする時の音はウロコが落ちているのか掃除の目安にしてみてください。
4. シャワーで鏡の汚れを流す
ダイヤモンドパットで鏡のウロコを落としたあと、シャワーで汚れを流します。流したあとはタオルなどで水気をしっかりふき取ってください。
ポイントは「つけ置き時間」と「円をかくようにゆっくり優しくこする」こと
下の写真の右側は掃除をする前の鏡です。ウロコで真っ白になっているのがわかります。左側はサンポールとダイヤモンドパットで掃除をした鏡です。鏡にはっきりと人が映り、ウロコが落ちているのがわかります。
サンポールでつけ置きする時間は1時間以内にしてください。ダイヤモンドパットでみがくときは、円をかくようにゆっくり優しくこするのがポイントです。
なかなか汚れが取れない鏡のウロコ。そんなときはサンポールとダイヤモンドパット、サランラップ、キッチンペーパーを準備して、掃除してみてください。ごっそりと汚れを取ることができますよ。
※サンポールは本来トイレ掃除で利用する洗剤で、トイレ掃除以外の用途は推奨されておりません。今回は掃除に知識のある方独自の掃除手法となっておりますので、サンポールの注意書きはしっかりお読みいただき、自己責任でお願いいたします。
※今回の方法は、鏡が傷つく可能性もございます。また、掃除は面倒くさい!という方は、思い切って鏡を買い替えるのがおすすめです!
▼動画でやり方をチェック