教えてくれたのは…NSファーファ・ジャパン株式会社 石井さま
洗たく用洗剤を中心に、台所用や住居用等も含めたあらゆるカテゴリの「洗浄剤」開発を担当。入社以来、抗菌や消臭、衣類ダメージケアなど様々な機能性商品の開発に携わっている。
注意ポイント
・水洗いできるものかどうかを事前にご確認をお願いいたします。
・中性表示のあるものは中性以外の洗剤で洗わないでください。
・そのほか、ご紹介する洗濯方法が不適切でないかご確認の上、お試しください。
手洗いでの洗濯
まずは、手洗いでのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
- 衣類へのダメージ(伸び・ヨレ・毛玉)が抑えられる
- 部分洗いでひどい汚れにも対応できる
- 節水や電気代の節約にもつながる
- 手洗いマークの衣類が洗濯できる
「手洗いマーク」がついている、傷みやすい衣類で行うことの多い手洗い。
食べこぼしや泥汚れなどの特にひどい汚れにも対応できるので、洗濯機と比べると汚れ落ちもいいですよね。
電気を使わないので節電になりますし、自分で必要な分だけ水を入れることもできるので節水にもつながるとのこと!
デメリット
手洗いでの洗濯にはメリットも多い一方、こんなデメリットもあります。
- 洗濯に時間と労力が必要となる
- 一度に一着しか洗濯できない
手洗いでは一着ずつ洗うので、どうしても一度にたくさんの衣類を洗うことはできません。
洗い、脱水、すすぎ、再び脱水、またすすぎ……と工程も多く、どうしても時間や手間がかかります。
特に布団や毛布といった大物の洗濯は、この一つ一つの工程にさらに時間がかかってしまうので、洗う人は一苦労なのですね。
手洗いのメリットとデメリットについてお話しましたが、洗濯機にも手洗い同様にメリットとデメリットがあるようですよ。
洗濯機を使った洗濯
ここからは、洗濯機を使った際のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
- ラクに洗濯ができる
- 一度に複数の洗濯物を洗うことができる
一度に一着しか洗うことのできない手洗いとは違い、たくさんの洗濯物を一度に洗うことができるのが洗濯機の大きなメリット!
何より、洗い・すすぎ・脱水をすべて自動で行ってくれるのは、時短にもつながりとても助かりますよね。
しかし、洗濯機にもやはりデメリットがあるようです。
デメリット
- 手洗いと比較すると衣類へのダメージが大きい
- 汚れがひどい場合、汚れ落ちが悪かったりムラになったりすることがある
- 手洗いマークの衣類は洗えない
自動で洗濯の工程を行ってくれる便利な洗濯機。
ですが、手洗いと比べると衣類へのダメージが大きかったりひどい汚れが落ちづらかったりということもあるのですね。
さらに、うっかり手洗いマークの表示がある衣類を洗濯機で洗ってしまうと、衣類が縮んだり傷んだりということにもつながるので注意が必要です。
手洗いか洗濯機かは「自分の価値観」で決める
手洗いと洗濯機、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介しました。
しかし、ここまでの読んでくださった方の中には「結局、手洗いと洗濯機はどちらがいいの?」と感じてしまう人も多いかと思います。
水洗いできるものであることを前提に、自分に合ったお洗濯を心がけましょう
今回お話を伺ったNSファーファの石井さんによると「時間や負担、洗濯物に対する価値観などを基準に、ご自身にあった方法でお洗濯するのがよいでしょう」とのことでした。
何が正解・不正解ということはなく、自分のライフスタイルに合った洗濯方法を選ぶことが大切なのですね。
また、布団などの大物は手洗いマークがついていることがほとんどです。
ですが、コインランドリーの洗濯機には「布団コース」などもありますから、手洗いでの労力などを考慮してコインランドリーをうまく活用するのも一つの手だと、石井さんはおっしゃいます。
手洗いと洗濯機のメリットとデメリットを理解した上で、自分に合った方法を洗濯に取り入れてみてくださいね。