下着が黄ばむ原因は皮脂汚れ
直接肌に触れる下着には、身体から出る皮脂・汗・尿などが蓄積します。
主成分が皮質である皮脂汚れは水に溶けにくいため、洗濯機で洗うだけでは落とし切ることが難しい汚れです。
時間が経つと皮脂汚れは酸化し、黄ばみとなります。これを落とさずに放置すると、酸化が進み、繊維を変質させてしまうため、さらに落ちにくい汚れとなります。
黄ばみを防ぐためには、汚れが付いた下着を早く洗濯し、酸化した皮脂汚れを取り除くのがポイントです。
黄ばんだ下着のお手入れ方法
皮脂汚れは、お湯を使ったつけ置き洗いで落とします。
40℃ほどのお湯を使うことで、洗剤の洗浄効果がUPし、蓄積された皮脂が溶け出しやすくなります。
つけ置き洗いすることで、全体的な黒ずみ(蓄積汚れ)やニオイにも効果があります。
時間が経った汚れは、繊維の変質により落とすのが難しくなるので、汚れが気になったら定期的に買い替えもしましょう!
黄ばみを落とす!つけ置き洗いの手順
1.40~45℃ほどのお湯に、アルカリ性粉洗剤・酸素系漂白剤を溶かします(使用量はパッケージをご覧ください)
2.汚れがひどい場合は、中性洗剤を塗布し、優しくもみ洗いします
3.下着の汚れた面がしっかり洗浄液に浸かるよう入れ、30分~1時間ほどつけ置きします
4.洗浄液ごと洗濯機に入れ、他の衣類と一緒に洗濯機にかけます
5.日光に当てて干します
※洗濯後に天日干しをすると、紫外線の影響で白く仕上がります。
※必ず洗濯表示をご覧ください。
デリケートな下着のお手入れは
レースなどのデリケートなショーツはおしゃれ着洗剤を使い、優しく手洗いをするか、洗濯ネットに入れて洗いましょう。
黄ばみを予防する3つのポイント
早めに洗う
汗や尿の汚れは時間が経つほど落としにくくなります。
着用後は早く洗濯するのがおすすめです。特に、汗をかく夏場は注意しましょう。
下着に便や経血などの汚れがつき、手洗いするのが躊躇われる時は、つけ置き洗いをしてから洗濯機に入れれば、手間をかけずに汚れを落とすことができますよ!
裏返して洗う
洗濯の際は、汚れが付着した面を表にして、よく洗いましょう。
洗濯機にかける際は、洗濯物の量にも要注意。衣類を詰め込みすぎると、しっかり洗うことができず、汚れが残ってしまいます。
目安は、洗濯槽の8割程です。
定期的な温水洗い
皮脂の汚れを落とすには、温水洗いがおすすめです。
皮脂汚れの酸化を防ぐため、定期的に温水で洗うと、下着だけでなく他の衣類についた皮脂汚れまでとかし落とすことができるのでおすすめです。
■温水洗いの手順
洗面台または、お風呂の蛇口の下のバケツにお湯を溜めます。
そのお湯をお湯取りホースで吸って、洗濯します。
下着の買い替え目安は、洗濯50~70回!
下着は消耗品であるため、定期的な買い替えが必要です。
下着に使われることの多い綿は天然素材のため、洗濯により繊維が痩せ、生地が薄くなり、劣化します。
劣化した下着では汗を吸水することができず、ベタつきや嫌なニオイの原因となります。
吸収しきれなかった汗は衣類に染みこむため、洋服の汗ジミや黄ばみ・黒ずみの原因にもなってしまいます。
1週間に2度着用する下着の買い替えの目安は、半年に一度。
定期的に買い替えをし、清潔なものを身に着けましょう。