どのくらい物価が上がっている?
まずは、最近日本の物価がどのくらい上がっているのか確認していきましょう。総務省が毎月発表している消費者物価指数によると、2020年の物価を100とした場合、2023年の7月の総合指数は105.7となっています。
私たちの生活に特に影響がある食料品の場合、2020年の物価の平均を100とした場合、2023年7月の食料品の指数は113.1となっています。
値上げが行われているのは、食料品だけではありません。私たちが毎日使う、家具や家事用品も値上げが行われています。下着や靴などの被服及び履物もじわじわと値上げされ、日々のお金のやりくりに影響が出ている人は少なくないでしょう。
今後予定されている値上げは?
さらに、今後値上げが予定されているものをチェックしていきます。例えば、車の価格です。
日本経済新聞によるとマツダは原材料や物流コストの高騰から、多目的スポーツ車(SUV)「CX-5」と「CX-30」を2023年10月から値上げすると発表しました。また、三菱自動車も車の価格の値上げを行っています。
さらに、自動車保険の価格も値上げが予定されています。NHK NEWS WEBによると、東京海上日動火災保険がおよそ2.5%、三井住友解消火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険がおよそ3%、来年1月から保険料を値上げすることを検討しています。
さらに、ガソリン代、子どものプールなどの習い事費用、携帯電話の通信料など、さまざまなものやサービスの価格も上がってきています。
値上げを乗り切るポイント
物価高が続く中、出費を減らしたいと考えている方は多いでしょう。日々少しずつ節約をするのも大切ですが、大きな買い物を見直して出費を減らすという方法もあります。
例えば車の買い替え時期や車検の時期に、現在保有している車を手放してカーシェアを利用することを検討してみてはいかがでしょうか。
車両代はもちろん、駐車場の費用や自動車保険の費用など、大幅な出費減を目指すことが可能です。
毎月支払わなければいけない固定費を節約するために、携帯電話を大手通信会社から格安SIMカードに変更したり、子どもの習い事を見直して一時休止するという方法もあります。
大きな固定費や買い物の見直しは、日々100円200円と食費などを節約するより、一度に大きな節約につながるため、より効率的です。今利用しているサービスやものが本当に必要なものなのか、家族で検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
日本の物価高は、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響を受けて起きています。残念ながら、ウクライナ侵攻は終わる兆しがなく、まだしばらく日本の物価が高い状態が続くと考えられます。
家計が苦しい状況が続きますが、お金の使い方を工夫することで、今よりも節約できるかもしれません。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ家計の見直しをしてみましょう。