食費削減のために買ってはいけないもの
「安い時に買っておくと、食費の削減になる」と思われがちなものでも、以下のような食材を購入している人は、実はかえって食費を増やすことにつながっているかもしれません。
今回は、「食費削減のために買ってはいけないもの」を紹介しますので、節約になると思い込んで購入しているものがないか、食費を少しでも削減したい人は参考にしてみてくださいね。
(1)大袋入りの野菜
大袋入りの野菜は、1つあたりの単価が安くなるので、「お得」と考えられがちですが、実は食費を削減したいなら、考えなしに大袋入りの野菜を購入するのはNGです。
なぜなら、大袋入りでせっかく単価を安く抑えても、使い切れず無駄にしてしまったり、使い切るために無理をしてもう一品多く作ることになり、食べ過ぎにつながったりする可能性があるからです。
いつも大袋入りの野菜を買うけれど、鮮度の高いうちに使い切れず、いつも余ってしまうことが多い人は、大袋入りの野菜を購入するのに向いていない可能性が高いので注意しましょう。
結局無駄にしてしまうなら、単価が少し高めでもバラで購入し、都度使い切る方が安上がりにつながりますよ。
もちろん、大袋入りの野菜を購入しても、すべてを短期間に無駄なく使い切れている人は、大袋入りの野菜を購入しても問題ありません。
あくまでも、余らせてしまっていないか、無理をして使い切っていないかを基準として判断するとよいでしょう。
(2)果物の大量パック
旬の果物が段ボールなどに入って安値で販売されていることもありますよね。
お安く購入できる上に大好きな果物をたくさん食べることができるので、果物好きな人にはたまらないのですが、こちらも単価は安いものの、食べきれずに腐らせてしまう可能性が高いので注意が必要です。
中には「熟した頃が食べごろ」ということでしばらく保管しておくことができる果物もありますが、野菜よりも傷みが早いものも多く、傷まないうちに食べきろうと思うと「いくら好きでもそんなにたくさん食べられない……」といったことにもつながります。
家族が多く、すぐに食べきれてしまうという人や、ジャムや自家用酒などに利用するなど、用途が決まっている人は購入しても問題ありませんが、腐らせてしまう確率が高い場合は、大袋入りの野菜と同様に、バラで購入した方が単価は高くなっても結果としてはお得になります。
(3)本日の特売品
「本日限りの特売品」なども、いつもより安値で購入できることから食費の節約につながると思われがちなのですが、意外と節約につながらないことが多いので気をつけたい食材です。
なぜなら、本日の特売品を購入しても、すぐに使う予定のある食材でなければ、こちらも結果として食べきれずに捨ててしまうフードロスにつながる可能性が高いからです。
安くなっているから「ついでに買っておこう」と思いがちなのですが、普段あまり使ったことのない食材ほど、結果としていくら特売でもあまらせてしまう可能性が高くなります。特売品を複数個まとめて購入してしまう人は、買いすぎにもつながっている可能性もあるでしょう。
本日の特売品は、「安いから買う」のではなく、あくまでも「使う予定のものがたまたま特売品だった」という時に利用する程度にとどめておいた方が、結果として節約になりますよ。
(4)安売りのお菓子やおつまみ
子どものお菓子や大人のおつまみなども、安売りになっていると「まとめて購入しておいた方がお得」と考えがちです。
大袋のお菓子を複数個購入すると割引になるといった特売になっていることもあり、少しでも単価を安くしたい時には、安くなっているお菓子やおつまみについつい手が伸びてしまいますよね。
しかし、お菓子やおつまみなどは、なければないで食べすぎずに済ませられるものなのに、たくさんあることで「もう一個多く食べてもいいかな」とつい食べ過ぎてしまいやすいものです。
いくら少し単価を抑えて購入できたとしても、結果として「食べすぎ」につながってしまうと、節約にならないことが多いので気をつけましょう。
どうしても安売りのお菓子やおつまみを購入したい場合は、食べ過ぎに注意し、いつもと同じ量の消費ペースをしっかり保つように工夫して購入するとよいですね。
食費を削減したいなら
今回は「食費削減のために買ってはいけないもの」を紹介しました。
食費の削減のためになると考えて、ついつい買ってしまっているものはありませんでしたか?
食費を安くしたいのに、食費が減らない可能性の高い買い方をしてしまっているともったいないですよね。
食費を削減したい人は、目先の安い高いに惑わされず、「無駄なく使い切れる量」を守って購入した方が結果としてはお得につながりますので、試してみてくださいね。