乾きにくい「パーカー・バスタオル・ニット」を早く乾かすコツ【知って得する洗濯術】

家のこと

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2023.11.19

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。寒い季節は日照時間が短く、洗濯物が乾きにくい上、秋冬の衣類は厚手で乾きにくいものが多いため、洗濯物がなかなか乾かず、お困りの方も多いのではないでしょうか。今回は、特に乾きにくい「パーカー」「ニット」「バスタオル」を早く乾かすお洗濯のコツをご紹介します。

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冬場、洋服を早く乾かすための3つのポイント

冬場に衣類を早く乾かすコツは?

脱水時間を長くする

乾きにくい冬場は、脱水の時間をいつもより少し長くすのがおすすめです。
ただし、脱水時間が伸びると衣類への負担が大きくなるため、おしゃれ着やニットの洗濯の際は、注意しましょう。

風の通り道を作る

衣類を早く乾かすためには、衣類が空気に触れる面積を大きくするのがポイント。
衣類同士の間隔をこぶし1つ分空け、風通しの良い場所に干しましょう。

部屋干しも活用する

冬場は気温が低く湿度が高くなるため、曇りの日などは、乾燥した室内に干す方が早く乾くこともあります。
部屋干しをすると生乾き臭が気になるという方は、「すすぎ」と「干す場所」を見直してみましょう!

アイテム別 早く乾かすコツ

パーカーはフード部分を持ち上げる

専用ハンガーの使用もおすすめ!

乾きにくいフード部分を上に持ち上げて干しましょう。
パーカー専用のハンガーも発売されています。ない場合は、洗濯ばさみで代用OK!

タオルはM字干し

タオルはM字に干しスト乾きが良くなる!

乾きにくいタオル・バスタオルはM字に干すことで空気に触れる面積が増え、早く乾くようになります。

ニット・セーターは優しく水分を移しとる

ニット・セーターは、脱水時間を長くしたり、絞ったり、乾燥機を使って乾かすのはNGです!
縮み・型崩れ・毛羽立ちの原因になってしまいます。
乾きにくい場合は、バスタオルでくるんで優しく水分を移しとりましょう。

強い力で引っ張ったり絞ったりするのはNG!強い力で引っ張ったり絞ったりするのはNG!

その後、風通しの良い場所で平干しします。
専用ネットを使う方が、綺麗に・早く乾きます専用ネットを使う方が、綺麗に・早く乾きます

生乾き臭を防ぐ!室内干しのコツ

部屋干し臭(生乾き臭)の原因は、洗濯物に残った雑菌の繁殖です。
どんなにしっかり洗っても、衣類から雑菌をすべて取り除くことはできません。
部屋干し臭を減らすためには、「雑菌を減らすこと」と「増やさないこと」が大切です。

衣類量を8割に減らす

洗濯機に衣類を詰め込みすぎると、洗浄液の中で衣類が回らず、浸かっているだけの状態となります。これでは汚れを落とすことができません。
洗濯物の量は8割程に減らし、水量が足りない時には、高水位で洗濯しましょう。

雑菌をしっかりすすぐ

洗浄液の中には、汚れ・雑菌が含まれています。これらを衣類からしっかりすすぎ流すことで、衣類が清潔に洗い上がります。
すすぎの回数は、ニオイ・黒ずみ・蓄積汚れに大きく影響します。
衣類を清潔に洗うためには、すすぎは2回以上に設定しましょう。これだけでも衣類のニオイ・黒ずみが改善されます。

脱水を長くし、すぐに干す

洗濯後はすぐに洗濯槽から出し、干しましょう。洗濯槽に入れたまま干し忘れてしまうと、衣類に雑菌が繁殖してしまいます。もし1時間以上放置してしまった時は、もう一度洗い直すようにしましょう。

室内干しにおすすめの場所

カーテンレールはNG

カーテンレールに干すのはNG!カーテンレールに干すのはNG!

室内干しでカーテンレールに干している方もいらっしゃると思います。
窓辺はよく乾きそうに感じますが、湿気が溜まりやすいため、乾くのに時間がかります。空気の通り道がある部屋の中央部分がおすすめです。

サーキュレーター・エアコンを活用

サーキュレーターや除湿機も活用します

洗濯物に風をあて、除湿しながら干すことで、早く乾かすことができます。
サーキュレーターはエアコンの対角に置くことで、空気がより循環します。

衣類同士間隔は、こぶし1つ分

衣類同士の間隔はこぶし1つ分

衣類の間隔を空け、衣類が空気に触れる面積が広くなるように干しましょう。

室内干しをすることで、乾いた部屋の加湿効果も見込めるため、乾きにくい日は室内干しがおすすめです。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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