教えてくれたのは……団地暮らしのcinnamonさん
家賃3万円、2DKの小さな団地で子ども2人と3人で暮らしている50代女性のcinnamonさん。「快適な団地暮らし」をテーマに、日常の暮らしをYouTubeで発信。
築20年の団地で、居心地のいい空間づくりを楽しみながら、すっきりシンプルで豊かな暮らしができるような工夫をしている。
わたしが「団地暮らし」を選んだ理由
生活環境が変わるタイミングをきっかけに、団地暮らしを始めることになったcinnamonさん。なぜ団地暮らしを選んだのか、その理由を教えていただきました。
cinnamonさん「わたしが住む場所に団地を選んだポイントは2点です。
- 普通の賃貸の物件よりも、家賃が安いこと。
- 近所にスーパーや病院、学校があり、住みやすそうな環境であること。
近くに住んでいる家族が団地の抽選申し込みがあることを調べてくれたので、申し込みをしました。
正確な倍率は覚えていないのですが、結構な倍率だったと思います。当選して、無事に引っ越すことができました。住居費を可能な限り安く抑えたかったので、入居することが決まったときはとてもホッとしました」
団地暮らしをしてみてわかった「3つのメリット」
団地暮らしは、どのようなことがメリットになるのでしょうか? cinnamonさんは3つのメリットを感じているそうです。
cinnamonさん「1番のメリットは、家賃が安いことだと思います。入居の際にかかる費用(礼金・仲介手数料など)もありませんでした。更新料もありません。
2つ目は、高齢の方や、体が不自由な方も安心して住めるようになっていることです。団地にもさまざまなタイプがあると思いますが、我が家は部屋の中がバリアフリーになっており、トイレ・浴室に手すりが設置されています。
3つ目は、安全面です。私の住む団地では、漏水などの緊急を要する修繕の申込、事故・火災の発生、居住者の安否確認など、問い合わせセンターが24時間365日対応してくれるため、安心して暮らせる環境だと感じます。自治会があり、団地内の良好な環境づくり、防犯・防災活動を行ってくれる点も、団地暮らしのよいところだと思っています」
想像よりも暮らしやすい環境に満足している
団地暮らしをする前に想像していた生活と、実際に生活してみてのギャップはあったのでしょうか?
cinnamonさん「団地と聞くと、薄暗い蛍光灯の廊下、狭い部屋、古臭さそうなど、マイナスのイメージをもっている方も多いと思います。
ですが、私の住む団地は、一般的な間取りと設備になっており、キッチンも広め、風呂トイレ別、湯沸かしもタッチパネル式で追い炊き可、日当たりもよく、イメージしていた団地とは全く違って、快適に暮らすことができています。
団地に限らず、集合住宅の場合は子どもの足音や泣き声が響きやすく、子育てで気を遣う場面も多いと思います。そのため、いい意味で本当に『普通』です。学校や駅までも近く、恵まれた環境です」
家賃や初期費用を抑えられるうえに、年を重ねても住みやすい環境であったり、いざというときに頼れる場所があったり、人気が集中するのも納得ですね。
そして、cinnamonさんは家計管理のために「節約生活を楽しんでいる」とのこと。次回の記事では「お金の管理方法と節約術」について、ご紹介します。