たっぷりの“食物繊維”で体がよろこぶ「新ごぼう」のおいしい【健康レシピ】

料理・グルメ

2024.02.19

そろそろ春らしい日も出てきました。冬の間にたまった疲れを、食べ物の力を借りて排出していきましょう。春においしい新ごぼうとひじきを合わせて、たっぷり繊維質をとって体をととのえます。鶏ひき肉のうまみを足して、塩だけでもうまみたっぷりの食べごたえあるおかずに。

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柔らかい新ごぼうをたっぷりと

大根出典:stock.adobe.com

冬のごぼうもおいしいですが、そろそろ出回る新ごぼうはまた格別のおいしさ。しゃきっと柔らかく、とても香りがよいのです。

また、皮が薄いので調理がラクなのも嬉しいポイント。たわしで少しこそげるだけで、おいしく食べられます。

たっぷりの食物繊維のほか、鉄、亜鉛、カリウムなどのミネラル分も含まれます。

香り高い新ごぼうに、磯の香りと栄養をプラス

栄養満点のひじきも加えて、とことんヘルシーに。

低脂肪で高たんぱくな鶏むねのひき肉も加え、冬にたまった老廃物を排出しつつ、冬の疲れも補える一品に。

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歯ごたえたっぷりで食べごたえがあり、塩だけとは思えないような滋味あるおいしさです。

鶏ごぼうとひじきの塩きんぴら(調理時間 15分)

材料(4人分) 

・鶏むねひき肉……200g
・新ごぼう……1本(約150g)
・芽ひじき(乾燥)……大さじ2
・にんにく……1かけ

・酒……大さじ1
・塩……小さじ半分

・油……大さじ1
・ごま油……小さじ1

作り方

1. ひじきはたっぷりの水で戻す。にんにくはみじん切りにする。 
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ごぼうは細切りにする。斜め薄切りにしてから細切りにするとよい。


2. フライパンに油を熱し、ごぼうを入れて1分炒める。
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3  鶏ひき肉とにんにくを加え、肉の表面を焼くようにしながら粗くほぐして炒める。


4.  肉に半分くらい火が通ったら、すき間をあけて水気を切ったひじきを入れる。
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5. ひじきを少し炒めてから、全体を混ぜ合わせる。
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6. 酒と塩を加え、全体を炒め合わせる。
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ひじきはたっぷりの水で戻しましょう

芽ひじきは大さじ山盛り2杯を、たっぷりの水に5〜10分つけて戻します。
ひじきは食物繊維も多く、骨を強くするカルシウムやカリウム、マグネシウム、ヨウ素といったミネラル分もたっぷり。

日本の家庭では、海藻の摂取量が足りないと言われていますが、栄養バランスをととのえる意味でもたっぷりと食べたい海藻です。

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ただ、無機ヒ素が含まれているため、乾燥ひじきを使う際にはたっぷりの水につけて戻すことをお忘れなく!その水を捨ててから調理するようにします。

ひじきは油で調理するべし

せっかく食べるからには栄養はしっかりと吸収される形で摂りたいですよね。
そのためにも、ひじきは油分と一緒に摂取するのがよいと言われています。

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ひじきに含まれるβカロテンの吸収をよくするためにも今回のようにたっぷりの油と合わせましょう。

常備菜の定番にぜひ

味つけは塩だけなのに、しみじみおいしい。
しっかりとした歯ごたえのごぼうとひじきを噛みしめていると体にじわりと栄養が染み込んでくる感じがします。

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ごはんにのせてもおいしく、パスタにからめるのもおすすめです。

冷めてもおいしいので、お弁当の一品としても大活躍します。
おうちの常備菜の仲間に、ぜひ加えてくださいね。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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