きっかけは映画『レミーのおいしいレストラン』
皆さん、突然ですがフランスの郷土料理、「ラタトゥイユ」と聞いて何を思い浮かべますか?
実は私、耳にしたことはあるけれど、どんな料理なのか詳しくは知りませんでした。
それが、2007年に公開されたピクサーによる長編アニメーション映画『レミーのおいしいレストラン』がきっかけでラタトゥイユに興味を持ちました。
そもそも、作品に出てくる料理すべてが美味しそう。
劇中歌やパリの町並みにも魅了され、子どもたちと食い入るように観たのを覚えています。
しかし、当時は育児真っ只中だったので食事にアレンジを加えたり、レパートリーを増やしたりする余裕はありませんでした。それがここ数年前から「今夜は魚料理にしたいから、合わせる副菜はこれがいいかな……」と、献立を楽しんで考えられるようになりました。
そして、ラタトゥイユの存在を知ってから私も意を決して作ってみることに。調べていくと具材のキーマンとなるのは“ナス”だということがわかりました。
ナスって美味しいですよね。とくにこれからの季節、旬を迎えるのでなおさらです。
とはいえ、私が作るナス料理と言えば、「麻婆茄子」や「茄子の揚げ浸し」、「ホイル焼き」などで洋食でナスを使うことはほとんどありませんでした。
ラタトゥイユの美味しさを知って、頻繁に食卓に並べるようになってから我が家でナスは大活躍です。
我が家のラタトゥイユ
ナス以外の具材はズッキーニ、玉ねぎ、パプリカ、トマトが定番。
最近は、セロリを加えても美味しかったです。
- みじん切りしたニンニク2かけをオリーブオイルと一緒に火にかけて、玉ねぎから炒めます。(中火くらい)
- 次にズッキーニ、パプリカと加えてください。ポイントは野菜をいれる毎に塩をひとつまみ振ること。
- それぞれの野菜から水分がでてくるので、そのタイミングでナスを投入!
- 野菜のだしをナスに染み渡らせて、蓋をします。
- ここで蒸し焼き(時間は3分ほど弱火~中火で)。
- 蒸したあとに、カットしたトマトを投入し再度、塩をひとつまみ振ります。
- そして味の決め手、はちみつを2周くらい入れたら素材が引き立ちますよ。
- あとは一晩寝かせてできあがり!
出来たても美味しいですが、カレーや豚汁のように冷蔵庫で一晩寝かせたラタトゥイユは絶品です。
白ワインやロゼにも合いますよ!
蒸し暑くなるこれからの季節。
食欲が低下することもありますが、冷えたラタトゥイユでしっかり栄養補給してくださいね。