家族それぞれの夏休みを過ごして感じたこと<市井紗耶香コラム #イマココ Vol.2>

カルチャー

 家族それぞれの夏休みを過ごして感じたこと<市井紗耶香コラム #イマココ Vol.2>

2023.08.31

saita世代の40代女性ど真ん中のタレント市井紗耶香さんが、子育て趣味、家族など日々について綴るコラム「#イマココ。」がスタート!日々の中で感じる人生における“発見”や“学び”をお届けしていきます。

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パパと長男の男二人旅

夏休み出典:stock.adobe.com

今年の夏も暑かったですね。

皆さんはどんな「夏休み」を過ごされましたか?

子沢山ファミリーもしくは、共働き夫婦ファミリーにとって夏休みの予定を合わせるのは大変です。

我が家もこれまで家族の用事や行事をチェックし、全員が大丈夫な日を工面するのは一苦労でした。

そこで今年は予定が合う人だけで過ごす夏休みも「アリ」かも? と思い、男子チームと女子チームの2手に別れるという案はどうかなと、まずは10歳の長男と夫に提案してみました。

何年か前に車メーカーのCMで「父子旅」をテーマにしたものを見た時に「なんかいいなぁ……」と思っていた私。
また、女子の多い我が家では、なかなか男子の遊びをしてあげられていなかったので実は気になっていたんです。

夫は今年も家族みんなで…と考えていたようでしたが、男同士の旅もいいかも?と思ってくれました。
長男も日頃、面倒を見ている妹もいないし、休日にパパを独占できる! そんな贅沢な機会はないぞ! ということでOKを出してくれました。

そんなこんなで「パパと長男の男二人旅計画」が実行されました。

自分たちの好きな時間を過ごす夏休みもアリ!

夏休み出典:stock.adobe.com

かたや、我が家の女子チームはというと……。
好きな時間に起きて、好きなものを好きなだけ食べたり、昼寝をしたり、夜更かしをしてネトフリ三昧。
それぞれが自分の好きな時間を過ごしました。

女子たちだけの回転寿司、これがもぅ…控えめに言って、最高でした!(笑)
とはいえ、なんだか女子たちだけだと、我が家はだらしがないんだなあと実感。

「男子チームがいなくてなんだか静かだねぇ」なんて話していたのも束の間、翌日にはすっかり慣れて気がついたら明日には帰ってくる!
晩御飯考えなきゃ!と、自然とキッチンに足が向くんですね。

そうだ!きんぴら作ろう、具沢山味噌汁もいいな……と、すっかり頭が切り替わり、夫と長男が帰ってくるのを待ちわびている自分がいることに気づきました。

あぁ、やっぱり私は母だし、妻なんだな。
一人だったら、卵かけご飯、なんならお茶漬けでもいいくらいの私ですが、「誰かのために」が、今の私なのだと再確認できました。

もうすぐ終わる夏休み

夏休み出典:stock.adobe.com

今月末で長女が19歳を迎えました。

こうして私の背負うものが、一つひとつ軽くなっていくような気がします。
もちろんまだまだ子育てや夫婦の悩みもあります。
でもその何倍もの笑いや幸せが溢れてきています。

そんなことに気づいた我が家の夏休み。

きっと来年は来年の風が吹いて、それなりに愉しむのだろうなと感じています。

子どもたちはいよいよ新学期が始まります。

まだまだ暑い日が続くようですから、体調管理には気を付けてくださいね。

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著者

市井紗耶香

市井紗耶香

1983年12月31日。千葉県出身。1998年にモーニング娘。2期メンバーとしてデビュー。 現在は4人の子どもの子育てをしながら、特定非営利活動法人日本ヴィーガン協会の理事を務める。

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