「シーツ」の寿命知らなかった…!“ウソみたいな汚れ”がごっそり落ちる【夏の洗濯術】

家のこと

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2024.07.23

4児の母で洗濯研究家の平島利恵です。一日のうち3分の1もの時間を過ごす寝具、ちゃんと洗濯していますか? シーツや布団カバーは大きいため、頻繁に洗濯していない方も多いかもしれません。でも、人が1晩にかく汗は、コップ1杯分!シーツや布団カバーには大量の汗・汚れが蓄積しているんです。

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布団シーツをつけ置き洗いしてみると…

スタッフが定期的に洗って使っているシーツを、つけ置き洗いしてみました。洗っていたとしても、シーツにはこんなに汚れが蓄積します。

シーツに汚れが蓄積しやすい理由

シーツには汗が染み込む出典:stock.adobe.com

シーツの上で人は横になって寝ます。体重がかかり、寝返りなどで擦れることで、シーツの繊維の奥に汚れが入り込んでいきます。
また、シーツに蓄積する汗、角質、皮脂などの汚れは目に見えません。そのため、「汚れている」と実感しづらく、黄ばみ・臭いが発生した時にはすでに、時間が経って酸化した汚れに変質しています。

汚れがダニのエサに

汚れがダニのエサに出典:www.photo-ac.com

シーツに付着する角質、皮脂、フケなどはダニのエサにもなります。シーツのダニは、洗濯をすることで9割取り除けるといわれているので、最低でも週に1度はシーツを洗う習慣をつけましょう!
(洗えるのであれば夏場は頻繁に洗う方が衛生的です)

忙しい方は洗い替えを用意

洗い替えを用意すると◎出典:stock.adobe.com

仕事や家事に忙しい中、大物のシーツを週に一度も洗えない!という方は、洗い替えを用意するのがおすすめです。
洗い替えを用意することで、シーツの寿命を延ばすこともできます。

汚れを蓄積させない!シーツの洗い方

コース選び

コースの選び方

シーツは洗濯機で洗うことができます。汚れが蓄積しやすいため、すすぎ2回以上でしっかり洗いましょう。大柄のシーツを複数枚洗うときは、毛布コースを選択します。

洗浄力の高い洗剤で洗う

洗浄力の高い洗剤を選ぶ

汗・皮脂汚れに強い、アルカリ性粉末洗剤を使うと、汚れをしっかり落とせます。

すすぎは必ず2回以上

しっかりすすぐ出典:stock.adobe.com

皮脂汚れの蓄積を予防するため、すすぎ2回以上で汚れをしっかりすすぎましょう。

臭い・黄ばみを落とすスペシャルケア

汗・皮脂汚れは、洗濯機にかけるだけでは落とし切れないことがあります。頑固な汚れには温水を使い、繊維の奥に染み込んだ臭いや汚れを溶かし出しましょう。

40℃のお湯でつけ置き洗い

つけ置き洗いで汚れを溶かし出す

40℃のお湯にアルカリ性粉洗剤をよく溶かし、30分~2時間ほどつけ置き洗いします。その後洗濯機で、しっかり洗いましょう。

シーツの寿命は3~5年

シーツを清潔にして心地よい眠りを出典:stock.adobe.com

シーツの寿命は、素材や洗濯・使用頻度によっても異なります。
洗濯せず、汚れが蓄積したまま使っていると、黄ばみや臭い、傷みで寿命が短くなってしまいますが、洗い替えを用意していれば、寿命を延ばすこともできます。
シーツは消耗品なので、生地が薄くなったり、擦り切れたり、肌触りが悪くなってきたら、買い替えも検討しましょう。

シーツを綺麗に洗うと、寝心地がぐーんと良くなります。特に汗をかく夏は、シーツに染み込んだ汗をしっかり洗って、心地よく眠りましょう!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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