トイレの「温水洗浄便座」の寿命が縮むかも…。意外と知らない“3つのNG掃除”

家のこと

2024.08.17

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。気がつくと汚れがひどくなるトイレ。きれいな状態を保つにはこまめなお手入れは欠かせませんが、掃除方法を間違うと逆効果になる場合もあります。ここでは、寿命が縮みかねない「温水洗浄便座のNG掃除」についてご紹介します。

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NGその1.便座をトイレットペーパーで乾き拭きする

トイレットペーパーで便座を拭く

温水洗浄便座の座面は、樹脂でつくられています。そのため、乾拭きは禁物です。
乾いた布はもちろんトイレットペーパーを使うのもNG。座面が傷つく恐れがあります。
便座の汚れは、やわらかい布で水拭きすれば十分です。念入りにお手入れする場合は、希釈した台所用中性洗剤で絞った布で汚れを拭き取りましょう。

NGその2.便器洗剤を3分以上つけ置きする

洗剤をつけ置きしている便器

洗剤を使って便器内を掃除するとき、つけ置き時間には注意が必要。「便器は陶器だから傷まない」と安心してはいけません。
トイレの温水洗浄便座は、電子部品をたくさん使用している家電製品です。便器用洗剤を長時間放置すると、洗剤から発生したガスが温水洗浄便座の部品を腐食させる恐れがあります。
最悪の場合、発煙や発火する恐れがありますので、洗剤は必ず3分以内に流してください。

NGその3.消臭剤を便器にかける

便器に消臭剤をかける

臭いを取るために、トイレ用の芳香剤や消臭剤を便器に使用していけません。便器の光沢が失われたり、温水洗浄便座の故障につながる可能性があります。
便器の臭いが気になる場合は、こまめにお手入れを。臭いの原因となる尿石をしっかりと取り除きましょう。尿石などのアンモニア汚れは、トイレ用の酸性洗剤を使うと落ちやすいです。

長く使うためにも「NG掃除」は避けて

こまめに掃除しているつもりでも、間違った方法でお手入れすればかえって劣化してしまいます。
長く大切にトイレを愛用するためにも、ただしい掃除方法で清潔なトイレを保ちましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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