「浴衣」が自宅で洗えるの知らなかった…!汚れを落として“綺麗に保管する3つのコツ”【簡単洗濯術】

家のこと

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2024.08.30

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。夏祭りや花火大会を彩る「浴衣」は、ご自宅で簡単に洗えるのをご存知ですか? 浴衣に染み込んだ汗の汚れをしっかり落とし、色落ちや型崩れをさせないための正しい洗い方を紹介します。

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自宅で洗える?洗濯前の2つのチェック

洗濯表示をチェック

洗濯表示をを確認します

綺麗に洗い上げるため、洗濯表示を確認します。「水洗い不可」の浴衣は、クリーニング店に相談しましょう。

色落ちをチェック

目立たない場所で色落ちの確認

浴衣は色落ちしやすいものもあるため、色落ちチェックをしましょう。目立たない場所に洗剤をつけ、5分後、白い布でおさえ、色落ちしない確認します。

失敗しない!浴衣の洗い方

高価な浴衣、大切な浴衣は手洗い推奨です。長時間水に浸けないよう、なるべく手早く洗いましょう。

浴衣の洗い方

手洗いの場合

  1. 浴衣全体を3分の1〜4分の1の長さに畳む
  2. 中性洗剤(おしゃれ着洗剤)を水に溶かし、浴衣を浸す
  3. 優しく、短時間押し洗いをする
  4. 泡が出なくなるまで水を入れ替え、押しながらよくすすぐ
  5. 浴衣を洗濯槽の壁面につけ、20秒脱水する
  6. 衣紋掛けに掛け、風通しの良い場所で陰干しする

洗濯機洗いの場合

  1. 浴衣全体を3分の1〜4分の1の長さに畳み、洗濯ネットに入れる
  2. おしゃれ着コースで洗濯機にかける
  3. 衣紋掛けに掛け、風通しの良い場所で陰干しする

浴衣の畳み方

綺麗に畳んでしまいましょう。

帯のお手入れ方法

帯のお手入れ方法出典:www.photo-ac.com

中心に芯が入ったものは、水洗いできない場合もあります。洗濯表示で確認しましょう。

子ども用の兵児帯(へこおび)は、ポリエステルや木綿など、洗濯しやすい素材が多いため、毎回洗濯します。大人用の帯は、着用後よく乾かし、シーズンの終わりに洗いましょう。

仕上がりに差が出る3つのポイント

1.脱いだ後は陰干しを

着用後は干して湿気を下げる

たくさん汗を吸った浴衣は、脱いだあと干して、洗濯まで乾かして保管しましょう。

2.のりづけでパリッと美しく

糊付けで綺麗な仕上がりに出典:stock.adobe.com

洗濯後、脱水前ににのりづけをすると、美しいシルエットを保てます。

のり剤は、浴衣を洗う際に使ったバケツや洗面台など、洗濯機とは別のところで行います。のり剤90ccを、水600ccでよく溶き、畳んだ浴衣を入れたあと裏返し、のりを均一につけます。その後、浴衣を洗濯槽の壁面につけ、20秒脱水してから陰干しましょう。

3.アイロンがけで綺麗な仕上がりに

アイロンがけの順番

アイロンがけは、
前身ごろ上部 → 後ろ身ごろ上部 → 袖 → 前後身ごろ下部
の順でかけると、綺麗に仕上がりますよ!

来年の夏も気持ちよく着られるように、ぜひ浴衣の洗い方の参考にしてみて下さいね!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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