毎日使う「エコバッグ」から驚きの汚水。食中毒を防ぐ&清潔に保つ“5つのポイント”「気にしてなかった」

家のこと

2025.03.18

洗濯研究家の平島 利恵です。毎日の買い物に欠かせないエコバッグですが、洗濯をして使っていますか? エコバッグには、手垢やホコリだけでなく、肉や魚の汁、野菜の泥などさまざまな汚れが付着しています。これを放置すると雑菌が繁殖し、食中毒の原因になることも。実は農林水産省も、エコバックの定期的なお手入れを啓蒙しているんです。そこで今回は、エコバッグを清潔に保つための5つのポイントを紹介します。

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エコバッグを清潔に使うための5つのポイント

エコバッグを清潔に使うためのポイント

農林水産省によると、エコバッグを衛生的に使用するために、次の5つを守ることが大切です。

1.定期的に洗う

エコバッグは、食材を直接入れることが多いため、汚れが蓄積しやすいアイテム。使用後はゴミを取り除き、こまめに洗濯しましょう。

2.肉・魚・野菜はポリ袋に入れる

食材の汁や泥がバッグに直接つかないように、ポリ袋に入れてから持ち運ぶと清潔を保ちやすくなります。

3.冷たいものと温かいものを分ける

食品の品質を守るために、冷たいもの(冷凍食品や生鮮食品)と温かいもの(総菜やパン)を分けて収納しましょう。

4.食品用と日用品用を分ける

洗剤やトイレットペーパーなどの日用品と食品は、エコバッグを分けて持ち運ぶのが理想的です。

5.食品を入れたエコバッグは短時間で持ち帰る

特に夏場は、食品を長時間バッグに入れたままにせず、帰宅後すぐに冷蔵庫に入れるようにしましょう。

エコバッグの洗い方

エコバッグの汚れ

エコバッグを清潔に保つため、定期的に洗濯をしましょう!
まず洗濯表示を確認し、洗える素材かどうかをチェックします。

洗えるエコバッグの場合

エコバッグの洗い方

■洗濯機洗いが可能なもの
バッグの内側が汚れている場合は裏返してから洗濯機へ。普段の洗濯と同じように洗剤を入れて洗いましょう。

■手洗いが必要なもの
40℃程度のお湯に洗剤を溶かし、押し洗いするのがおすすめです。

■汚れ・ニオイが酷いもの
汚れやニオイがひどい場合は、アルカリ性粉末洗剤を溶かしたお湯に1~2時間つけ置きした後、洗濯機で洗うと効果的です。

洗えないエコバッグの場合

エコバッグ出典:stock.adobe.com

ジュート素材や保冷機能付きのバッグなど、水洗いができないエコバッグは、固く絞った布で叩くようにして汚れを落としましょう。汚れがひどい場合は、布に少量の洗剤をつけて拭き取った後、濡らした布で洗剤を拭き取ります。

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実際にエコバッグを洗ってみると……

実際に使っているエコバッグをつけ置き洗いすると、驚くほどの汚れが……! こんなバッグに食品を入れていたなんて、怖くなってしまいますよね。みなさんも、この機会に愛用のエコバッグをお洗濯して、清潔に保ちませんか?

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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