また黄ばんでる…「夏服の黄ばみ」が“真っ白に復活する“プロが教える簡単洗濯術

家のこと

2025.07.19

洗濯研究家の平島 利恵です。「夏服を出したら、なんだか襟元が黄ばんでる……」「お気に入りだったのに、黄ばみが気になって結局捨ててしまった」そんな経験、ありませんか? 実はこの“黄ばみ”、正しい方法でケアすれば、意外と簡単に落とせるんです。これからは、黄ばんだからといって、すぐに諦めなくて大丈夫ですよ!

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黄ばみは「酸化汚れ」

黄ばみの原因は酸化

黄ばみの正体は、汗や皮脂などの“たんぱく質汚れ”が空気に触れて酸化したもの。リンゴを切って放置すると茶色く変色しますよね。それと同じ仕組みで、時間が経つことで見えなかった汗や皮脂の汚れが酸化し、“黄ばみ”として表面化するのです。

つまり、洗濯しても落としきれなかった汚れが黄ばみに変わるというわけなんです。

捨てる前に!「つけ置き洗い」でリセット

黄ばみを取るには、“繊維の奥に残った汚れ”までしっかり落とすことが大切です。

用意するもの

つけ置き洗い 用意するもの

  • 40〜43℃のお湯
  • アルカリ性粉末洗剤
  • 酸素系漂白剤(液体ではなく粉末タイプがおすすめ)
  • ゴム手袋

手順

つけ置き洗い 手順ゴム手袋の着用忘れずに!

  1. バケツにお湯をはり、洗剤と漂白剤をよく溶かす
  2. 黄ばんだ服を沈め、2~3時間放置(頑固な汚れは一晩でもOK)
  3. そのまま洗濯機で通常洗い+すすぎ2回

汚れがひどい時は

汚れに液体洗剤を塗布

黄ばみ汚れがひどい時は、つけ置き前に、液体洗剤を塗布しましょう。洗浄力がUPします。

ポイントは“温度”と“時間”

お湯と時間

洗剤や漂白剤は、お湯で使うことで洗浄力がUPします。冷たい水では洗剤や漂白剤の本来の力を発揮しきれず、汚れを十分に落とせないことも。また、短時間では汚れを落とし切れないため、つけ置きは最低1時間以上がおすすめです。

※つけ置き洗いの前には、必ず洗濯表示を確認しましょう。

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【ビフォーアフターあり】黄ばんだTシャツが蘇る!

黄ばみを落とす「つけ置き洗い」って本当に効くの?
そう思った方のために、実際に黄ばんだTシャツを使って洗浄検証をしてみました。

黄ばみ落としBefore/After

黄ばみを超えて茶色く変色していた襟元がが、つけ置き後にはまるで新品のようにスッキリ!

つけ置き後の汚水

衣類全体からも蓄積汚れが出て、こんなに汚れた水が……!

「この方法、うちでもやってみたい!」と思った方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

黄ばみの原因は「見えないうちに残っていた汚れ」。洗濯では落とせなかった汚れも、“つけ置き洗い”でしっかり落とせます。お気に入りのTシャツ、諦める前にぜひ一度、試してみてくださいね。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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