タオルを「つけ置き洗い」するとこんなに汚れが!
洗ったばかりですが、少しくたびれてきたタオルをつけ置き洗いしてみると、こんなに汚れが……!
実は、タオルに汚れが蓄積しやすい理由が3つあるんです。
【理由1】パイル生地の構造
タオルの表面は、細かいフープ状の糸(パイル)でできています。このパイルが皮脂・汗・角質などの汚れを奥深くまで絡めとってしまうため、見た目以上に“落としにくい汚れ”が残りがち。しかもこの汚れは、洗濯機にかけるだけでは落としにくい汚れです。
【理由2】水をよく吸う=汚れも残りやすい
タオルは吸水性に優れている反面、洗濯槽の中の汚れた洗浄液も含みやすいという弱点も。
特に、すすぎ回数が1回だけでは、浮かせた汚れや洗剤がきちんとすすぎ切れず、タオルに残ってしまいます。
対策
洗濯機にかける際、衣類量は洗濯槽の7〜8割までの量に減らし、よく洗いましょう。
すすぎは必ず2回以上に設定します。
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【理由3】乾きにくく、濡れたままの時間が長い
水をたっぷり含んだタオルは、他の衣類と比べ乾きにくく、湿ったままの時間が長くなります。
この状態が長く続くと、雑菌が繁殖する原因に。特に梅雨時期は、生乾き臭を招くことも。
対策
使用後は、洗濯カゴや洗濯槽に放置せず、広げて干しましょう。
洗濯後は、風通しのよい場所で干すのが効果的です。部屋干しの場合は、サーキュレーターなどの風を当てて早く乾かす工夫を。乾燥機を使用すると、ふわふわに仕上がります。
【解決策】「つけ置き洗い」で汚れをリセット
「普通に洗ってもニオイが残る」「黒ずみが取れない」そう感じたら、一度“つけ置き洗い”でリセットするのがおすすめ。
40℃前後のお湯にアルカリ性の粉末洗剤+酸素系漂白剤を溶かし、2〜3時間つけ置きするだけ。
繊維の奥に残っていた汚れが、みるみる浮き出てきます。
その後、すすぎ2回以上で洗濯機にかけ、よく乾かしましょう。
※タオルの洗濯には、柔軟剤は控えましょう。
毎日使うタオルだからこそ、汚れが“蓄積しやすい”ことを知っておくだけで、洗い方が変わります。「うちのタオルも汚れてるかも?」と感じたら、ぜひ一度、つけ置き洗いを試してみてくださいね。驚くほどの汚れが出てくるかもしれません。