そのまま食べないで!下ごしらえで農薬を落とす方法★葉野菜編

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 そのまま食べないで!下ごしらえで農薬を落とす方法★葉野菜編

2019.05.14

スーパーに売られている野菜には、無農薬と記載がない限り、農薬を含んでいるものがほとんどです。
家庭で簡単に出来る、下ごしらえで農薬を落とす方法をご紹介します。

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農薬とは?

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農作物を病虫害から防いだり,有害な雑草を除いたりする為の薬です。また農作物の生育を増進させるような薬のことを言います。
人体への害は、基本的には発がん性です。

「日本の安全基準は海外に比べて厳しい」と考えている日本人は多いですが、実はそうでもありません。
食品によって定められた基準値が違うので、日本の方が厳しいものもあれば、そうでないものもあります。
また、海外では、残留農薬の心配のないオーガニックに特化した大型スーパーが充実しています。日本でもオーガニック食品は浸透してきているものの、値段の高さや継続購入の難しさから普及率は低いです。
そう考えた時に、野菜を安全に食べるためには、家庭で農薬を落とすことが大切です!

野菜別に、農薬の落とし方をご紹介します!

キャベツ

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キャベツは1番外側の葉が最も古く、残留農薬やダイオキシン汚染の不安があります。
もったいないですが、1番外側の葉は取り除きましょう!
生で食べる場合は、千切りや短冊切りなど、切ってから水にさらして下さい。
これにより、農薬が切り口から水に溶け出します。
炒め物にする場合は、30秒くらいゆでこぼしてから使うと安心です。

レタス

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レタスは害虫に弱く、農薬をかける回数が多い野菜です。
これもキャベツと同様に、外側の葉を取り除いてください。
農薬やダイオキシンは、ほとんどが外側の葉に残留しています。

サニーレタス

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レタスと違い、病害虫に強いので、農薬をあまり使用しません。
外側の葉を捨てる必要はなく、水を流しながら5分程つけておき、その後5回程ふり洗いをすれば安心です。
水を流し続けることで、水に溶け出した農薬が再付着するのを防ぎます。

ほうれん草

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ほうれん草は残留農薬が多い野菜なので、要注意です。
ボウルに5分ほど水を流しながらつけ、その後ふり洗いを5回ほど行います。
茹でるときは、切ってから茹でるのがポイントです!栄養価が低くなってしまいますが、安全のために2cmくらいに切り、たっぷり沸騰したお湯で40秒ほど茹でましょう。
炒めものにする場合も、少し面倒ですが、この下ごしらえをしてから炒めます。

小松菜

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小松菜も残留農薬が多い野菜のひとつです。
根元を広げて、流水で洗い流し、2cmくらいに切って、1分間茹でます。
1分以上茹でると、ビタミンCの残存量が減ってしまうので注意してください。
水にさらして、水気を切ってから使用してください。

春菊

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しゅんぎくは、残留農薬が多い野菜ですが、鍋料理によく使用されると思います。
しっかり洗い、1度ゆでこぼしてから鍋に入れるようにしてください!
日常的にしっかり洗う習慣をつけて、安心して食べましょう。

白菜

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白菜は、外側の葉を1,2枚捨てればOKです!
外側から3,4枚目までは少し農薬が残っていますが、内側にいくほど残留農薬はなくなります。

おばあちゃんの知恵はすごかった!

水にさらす、冷水に放つ、酢水につける、ゆでこぼす、アクを取る、などの調理方法は、日本には昔からありますが、実はこの行程が残留農薬を落とすのにとても効果的です!

また、隠し包丁は火の通りを良くしたり、味をしみ込みやすくするための知恵ですが、有害物質が溶け出す面積が大きくなり、残留農薬を減らすのに効果的です。

毎日食べる野菜だから安心して食べたいですね。
また、子供達にも「安全に食べる知恵」を伝承していかなければなりません★

参考資料
    :「家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法」 著者 増尾 清
    :「[最新版]家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法」 著者 増尾 清
    :「図解でよくわかる農薬のきほん」 著者 寺岡 徹

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