ダンサー好き必見! 華麗な動きにうっとりする映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』

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 ダンサー好き必見! 華麗な動きにうっとりする映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』

2019.05.09

バレエの世界は映画界でも人気があり、数多くの映画作品が日本公開されています。映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』は実在した伝説のバレエダンサー、ルドルフ・ヌレネフの幼少期から亡命するまでを描いた作品。実話とは思えないほどドラマチックな彼の人生とは……。では見どころをチェックしていきましょう!

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【電車の中で生まれた天才バレエダンサー】

出典:white-crow.jp(C)2019 BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND MAGNOLIA MAE FILMS

ルドルフ・ヌレネフ(オレグ・イヴェンコ)は、人と家畜でごった返すシベリア鉄道の車中で生まれました。一家は貧しく、少年時代のヌレネフは、周囲の子供たちになじめないまま孤独な日々を送っていました。

そんな彼が夢中になったのは音楽と芸術と民族舞踏の世界。初めてバレエを見た彼は「これだ!」とひらめき、地元のバレエ教室に通い始め、17歳で名門バレエ学校へ。そこで彼は持ち前の気の強さと野心的なキャラを発揮します。指導者より技術不足を言い渡されたにもかかわらず「指導者を変えてくれ」と反抗!

彼のダイヤモンドの原石のような才能と頑固さに折れたスクール側は、希望通りに有名な指導者に彼を託すのです。

【周囲を振り回すお騒がせな男】

出典:white-crow.jp(C)2019 BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND MAGNOLIA MAE FILMS

著名な指導者プーシキン(レイフ・ファインズ)のもとで努力を積み重ねて名声を得ていくヌレネフ。その一方、あいかわらず頑固で、子供の頃以上に強烈に尖がったキャラの男性に成長していきます。

お世話になったプーシキンへの仕打ち、女友達のクララ・サン(アデル・エグザルホプロス)への態度など、普通なら「ひどい」と離れていくような言動の数々……。

でも、彼から離れていく人はいませんでした。貧しい環境から這い上がろうと必死に学び、努力をしてきたことを周囲は知っているからです。そして、何よりみんな彼の素晴らしいダンスが大好き。だから彼がどんなに傲慢な態度をとっても彼を応援し続けたのです。

【圧巻のダンスシーン】

出典:white-crow.jp(C)2019 BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND MAGNOLIA MAE FILMS

天才ダンサーの名をほしいままにしたヌレネフですが、ソ連では彼を国外に出られないようにする動きが起こり、海外での活動を求めていた彼はついに亡命を選択します。

亡命後、世界的ダンサーとなったヌレネフ。そんな彼の華麗なるダンスシーンも映画にはたびたび登場します。主演オレグ・イヴェンコの素晴らしい跳躍、躍動する筋肉、自身の世界に引きずり込むカリスマ性。見とれますよ、ホント!

1900年代に活躍したレジェンドは今でも多くのダンサーの憧れの存在。ヌレネフはまさに奇跡の人なのです。ぜひこの機会にルドルフ・ヌレネフのドラマチックな人生をスクリーンで堪能してください。

(文/斎藤 香)

『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
(2019年5月11日公開)
監督:レイフ・ファインズ
出演:オレグ・イヴェンコ、アデル・エグザルホプロス、レイフ・ファインズ、ラファエル・ペルソナ、チュルパン・ハマートヴァ、セルゲイ・ポルーニン、カリプソ・ヴァロワ、ルイス・ホフマン、オリヴィエ・ラブルダン

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