お酒の席で大事な話を持ち出す人の狙いとは?【脳科学者に聞いた!vol.37】

カルチャー

 お酒の席で大事な話を持ち出す人の狙いとは?【脳科学者に聞いた!vol.37】

2019.07.11

お酒の席で、商談など大事な話を持ち出す人がいます。もしかすると、それは相手の作戦かもしれません。

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商談をお酒の席でしたがる人には要注意

 アルコールが入れば、慎重に物事を考える脳のシステムが稼働しにくくなり、合理的な判断ができなくなります。こういうときには、大事な判断を下す局面を避けなければなりません。
 最近は、パワーブレックファストやランチミーティングなど、お酒を飲まない会食が増えていますが、お金がからむビジネスでは当然のことです。
 一方で、相手の合理性を失わせるために、あえてお酒の席で大事な話をしたがるケースも考えられます。
 ほろ酔い気分になっているときに、いきなり大事な話を持ち出されたら即決してはいけません。
「この件は持ち帰らせてください」の一点張りでいきましょう。
 このときに、「大事な御社とのお話ですから、慎重に考えさせていただきたいのです」という一言を加えると、なおいいでしょう。

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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。

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