タコスってどんな食べもの?
タコスは、フワラートルティーヤ、またはコーントルティーヤの上に、具をのせて手で半分に折って食べるメキシコの代表的な料理です。
フラワートルティーヤとは、小麦粉で作った生地で、コーントルティーヤは、トウモロコシ粉で作ったものです。
タコスには、豚肉や牛肉を中心とした「肉のタコス」と、炒め物や煮物を具をする「おかずのタコス」があります。今回ご紹介するのは、メキシコ人が、朝ごはんやブランチによく食べる、おかずのタコスの3つのレシピです。
①ズッキーニとコーンのタコス
【材料】3人分
・ズッキーニ...小3本
・コーン缶...100グラム
・トマト...2個
・玉ねぎ...中1/2個
・アボガド…1個
・ニンニク...3かけ
・塩...少々
・油…適量
・フラワートルティーヤ...9枚
【作り方】
①まず、ズッキーニとトマトを約1センチ角に切っておく。
②ニンニクをみじん切りにして油で炒める。
③玉ねぎを加えて一緒に炒める。
④ズッキーニを加えて一緒に炒める。
⑤トマトを加えて、全ての具材が柔らかくなるまで炒める。
⑥塩で味を調節して、フラワートルティーヤを温めて具をのせて、その上にスライスしたアボガドをのせる。
【ポイント】
フラワートルティーヤはフライパンの上で、またはガスコンロの上で1分くらいかけて、裏表温めましょう。
②ピカディーヨのタコス(肉じゃが風)
【材料】3人分
・ジャガイモ...中1個
・ニンジン...1本
・玉ねぎ...中1/2個
・牛ひき肉...400g
・トマト...4個
・ニンニク...3かけ
・クミン...小さじ1
・塩...少々
・油...大さじ4
・フラワートルティーヤ...9枚
【作り方】
①玉ねぎをみじん切りに、ジャガイモとニンジンを1センチ角に切っておく。
②フライパンに、ニンニクを入れて炒めたら、①の玉ねぎを加える。
③②に①のジャガイモとニンジンを加え、しばらく炒める。
④牛ひき肉を加え炒めて、塩とクミンを加えて味をととのえる。
⑤ジャガイモが柔らかくなったら火をとめ、トマトソースを作る。
⑥トマトを小さく切り、ブレンダーでピューレを作る。
⑦⑥のトマトピューレを、⑤のフライパンに入れて5分ほど煮込む。
⑧塩で味を調えて、温めたフラワートルティーヤの上にのせていただく。
【ポイント】
クミンが好きな方は、量を調節して自分好みのピカディーヨを作ってください。
じゃがいもは、しっかり柔らかくなるまで炒めてから、トマトソースで煮ましょう。
③チレ・ポブラノ(唐辛子)とコーンのタコス
【材料】3人分
・チレ・ポブラノ(または緑パプリカ、ピーマン)...中2個
・コーン...200g
・サワークリーム...200g
・塩…少々
・油...少々
・フラワートルティーヤ…9枚
【作り方】
①チレ・ポブラノを洗い、ヘタと中の種を取り除いてから、ガスコンロで焦げるまでローストする。
②ローストしたチレはビニール袋に入れて、15分くらい待つ。(チレが蒸されて焦げを取りやすくするため)
③チレの焦げた部分をスプーンを使い取り除き、細長く切る。
④フライパンで、油で水を切ったコーンとチレを水けがなくなるまで炒める。
⑤サワークリームを加えて混ぜ、塩を追加して味を調える。
⑦温めたフワラートルティーヤの上にのせていただく。
【ポイント】
チレ・ポブラノとは、メキシコで愛されている青唐辛子です。日本では手に入りにくいので、緑のパプリカやピーマンで代用してみてください。同じようにローストしてから炒めればOK。
ご紹介した3種類のタコスは、日本にある食材で簡単に作れます。パーティーなど、大勢の人が集まる時は、トルティーヤを何十枚も一気に温めておいて、きれいなふきんやタッパーで保温しておくと美味しく食べられるし、準備も楽です。
ぜひ、この夏はメキシコ料理「タコス」にチャレンジしてみてください。
文/Yu Larraz
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