はっきりとした意見を言おうとしない人から、いいアイデアを引き出すには
はっきりとした意見を言おうとしない人から、いいアイデアを引き出すには「イエス・バット」を活用しましょう
自分の意見を述べるときに、最初から核心部分に触れる人と、周囲の反応を見ながら少しずつ小出しにしてくる人がいます。
後者の場合、話し始めた相手に対し、こちらはどうしてもつまらなそうな反応を示してしまいがちです。
しかしそれをやると、相手は核心部分を言わなくなります。本当はつまらない意見だったわけではないのに、面白いところまで出させてあげずに終わらせてしまうことになります。
ですから、こういうタイプの人にはまず肯定。その後、「でも」をつなげる「イエス・バット」の手法を活用しましょう。
「なかなか面白いじゃない。でも、あなたならもう少し何か面白いものが出てくるんじゃない?」
たぶん相手は、この一言で勇気を与えられ、いいアイデアを出してくれるでしょう。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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