【料理のプロに聞きました!】確実に野菜がおいしくなる”地方のこだわり調味料”9選!

料理・グルメ

2019.09.12

雑誌やテレビ等の撮影現場で料理を提供している人気のケータリングユニット「MOMOE」。シンプルで美味しい野菜のレシピが大評判なんです。主宰の稲垣晴代さんが、野菜の魅力を引き出すためにこだわっているのが調味料。「できるだけ香りと味がしっかりした、まっとうで、おいしいものを選んでます」というこだわりの調味料たちを紹介します。さらに、手作り調味料の作り方も教えてもらいました。

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沖縄の塩シママース

メキシコまたはオーストラリアの天日塩を沖縄の海水で溶かし、平釜でじっくり煮つめてつくられた塩。塩なれがよく、焼き魚からパスタのゆで塩、漬け物、みそづくりまで、あらゆる料理に重宝します。

「ミネラル成分たっぷりの海の塩で、ツンとしたしょっぱさがなくまろやかです」/青い海
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大地を守る会の砂糖

大地を守る会の砂糖(種子島育ちのさとうきび粗糖、喜界島育ちのさとうきび粗糖)は、サトウキビのしぼり汁からゴミを除いた後、煮つめて液晶化し、表面についた不純物を取り除いてつくられます。

「精製度が高いものは使わず、ミネラル分が多い、コクのあるきび糖を使用」/大地を守る会
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福来純 三年熟成本みりん

昔ながらの製法でつくられ、ほどよいとろみと、濃くまろやかな甘みが特徴です。そのまま飲んでもとってもおいしい! 料理に使うと食材の旨みを壊さずに、引き立ててくれます。

「もち米、米麹、米焼酎だけでつくられた本みりん。いい照りと甘みを添えてくれます」/白扇酒造
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井上 古式じょうゆ

加熱処理、酵母添加による醸造促進を施さず、伝統的な技術で醸造。醸造蔵には、慶応3年創業以来の蔵つき酵母をはじめとする有用菌が棲みついており、この微生物の力によって、伝統のしょうゆが生み出されています。

「国産丸大豆をふんだんに使い、長期・天然醸造したしょうゆ。深いコクと香りが好き」/井上醤油店
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足助仕込三河しろたまり

ミネラル豊富な天然水、伊豆大島産伝統海塩「海の精」、愛知県産小麦を使用。旧足助町大多賀(現豊田市大多賀町)の閉校となった小学校校舎を利用した「足助仕込蔵」で仕込んでいます。

「伝統的な木の桶で天然醸造された、白しょうゆ。色がきれいで、香りも抜群です」/日東醸造
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純米富士酢

明治26年の創業より、変わらない製法でつくられています。酢1リットルにつき200gという、「米酢」と表示できる量の5倍のお米を使用しており、うまみが強く濃厚な味わいが特徴です。

「丹後の伏流水と無農薬の米だけでできた酢。まろやかなうまみとコクがお気に入り」/飯尾醸造
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京都山田のごま油

一般的に行われる「抽出法」ではなく、昔ながらの圧搾法で、一番しぼりだけを使用。ごまの一番おいしい部分のみをしぼる贅沢な製法により、さらりとして香りのよいごま油に仕上がっています。

「伝統製法の一番しぼりで、ごまの香りが豊か。コクがあるのにあっさりしている味も好き」/山田製油
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オルチョサンニータ エキストラ バージン・オリーブオイル

温度によるダメージを受けていないため、イタリアの味を日本でもそのまま楽しめます。みそやしょうゆなど、日本の調味料との相性もよく、イタリア料理だけでなく、和食など、さまざまな料理に利用できます。

「素材の味を引き立てる、フルーティーでクセがない味。手摘みでつくられる、イタリア産」/アサクラ
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一番しぼり なたねサラダ油

オーストラリア産の原料菜種を使用しています。非遺伝子組み換え作物を栽培する農家と契約を結び、栽培から流通までの各段階で、分別管理された菜種のみを使用。栄養バランスのとれた植物油です。

「基本的に使う油は、無添加製法のさわやかななたね油。国産100%タイプもあります」/米澤製油
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手作りの「塩麹」、「しょうゆ麹」、「塩レモン」も紹介します!

塩麹
ほぐした米麹200gと塩60〜70gを混ぜ合わせ、密閉容器に入れ、ひたひたの水を加えてよく混ぜ、1日おく。再度ひたひたの水を加え、毎日混ぜ、常温で2週間おく。保存期間は冷蔵室で約6か月。

しょうゆ麹
ほぐした米麹200gを密閉容器に入れ、ひたひたより1cmほど多いしょうゆを加えて混ぜる。毎日混ぜ、常温に2週間おく。保存期間は冷蔵室で約6か月。

塩レモン
よく洗ったレモン3個を横半分に切り、さらに十字に切る。塩50gをまぶし、保存瓶にレモンと塩適量を交互に詰める。ローリエ1枚、黒粒こしょう、クローブ各5粒を加え、上から塩適量をかぶせて常温で3週間おく。保存期間は冷蔵室で約6か月。

手作り調味料も、ぜひ作ってみてはいかがですか?

教えてくれたのは、「MOMOE」主宰 稲垣晴代さん

1977年、愛知県生まれ。調理師学校卒業後、飲食店での勤務を経て、独立。ケータリングユニット「MOMOE」の活動を中心に、雑誌や書籍でもレシピを発信。著書に『MOMOEの作りおき』(宝島社)など。小学生女子の母でもある。 http://momoegohan.com

調味料も、できるだけ自然な製法でつくられたものを選ぶことで、野菜のおいしさを引き出すことができるんです。自分のお気に入りを見つけたいですね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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